Findy(ファインディ)とは?掲載料金やメリット・デメリットを解説

エンジニアの経験者採用においては、言うまでもなくスキルが重視されます。「過去にどのようなプロジェクトに携わり、どのような役割を果たしていたのか」「どの開発言語を得意としているのか」などを採用前に把握しておく必要があります。。

そんな中で、注目を集めているサービスがスキル重視でエンジニア採用できる「Findy(ファインディ)」です。

本記事では、そんなFindyの特徴やメリット・デメリット、料金プランやFindyを使って採用を成功させるポイントなどについても解説します。

エンジニアの経験者採用を検討している企業の担当者の方は、ぜひご覧ください。

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目次

Findy(ファインディ)とは

Findy(ファインディ)は、Findy株式会社が提供するIT・Web系エンジニア専門のスカウト型リクルーティングサービスです。Findyでは、独自に開発したAIによってエンジニアと企業の最適なマッチングを実現しています。

大まかな流れとしては、企業が求職者に対して「いいね」を送り、求職者がこれに「いいかも」と応答した時点でスカウト成立となり、選考に進んでいきます。

Findyの特徴

続いては、Findyの特徴を3つ解説します。

特徴①:「スキル偏差値」を確認できる

Findyの特徴の1つ目は、「スキル偏差値」を確認できることです。

Findyには「スキル偏差値」という、候補者のスキルレベルを数値で確認できる機能が搭載されています。Findyでは、候補者がアカウントを登録する際にGitHubのアカウント連携を求められ、そのGitHubの公開レポジトリ(コミット量や他プロジェクトへの貢献度、他者からのコード支持やアカウントの影響力など)を中心に候補者のスキルレベルを数値化します。

この「スキル偏差値」で、候補者のスキルレベルを一目でチェックできるようになるため、書類選考の際に大いに役立ちます。

特徴②:年収予測機能がある

Findyの特徴の2つ目は、年収予測機能があることです。

Findyでは、「スキル偏差値」をベースに候補者の想定年収が算出されます。そのため、採用ターゲットとするエンジニアの相場の年収に合わせて採用を進めることができます。

特徴③:各導入企業にCSが1人つく

Findyの特徴の3つ目は、各導入企業にCSがつくことです。

Findyでは、各導入企業に専任のCS(カスタマーサクセス)がついて、求人票の作成・改善やスカウトメールの改善、月次のミーティングまで、幅広いサポートを行ってくれます。

そのため、IT知識があまりなく不安な方でも安心して求人票を作成することができます。

Findyのメリット

続いて、Findyのメリットを3つ解説します。

  • 採用までの工数削減に役立つ
  • ユーザーのプロフィール更新率が高い
  • 候補者の表示順のパターンが豊富である

以下で、ぞれぞれ詳しく解説していきます。

メリット①:採用までの工数削減に役立つ

Findyのメリットの1つ目は、採用までの工数削減に役立つことです。

FindyにはAIによるマッチング機能やスキル偏差値、年収予測など、採用活動の工数削減に役立つ機能が充実しています。そのため、他の採用媒体を利用するよりも、採用活動をスムーズに進めることができます。

メリット②:ユーザーのプロフィール更新率が高い

Findyのメリットの2つ目は、ユーザーのプロフィール更新率が高いことです。

Findyでは、定期的にプロフィールの更新を行うとAmazonギフト券やオリジナルグッズがもらえるキャンペーンを開催しています。そのため、候補者のプロフィール更新率が高く、企業側は最新の情報を確認しながら採用活動を実施できます。

メリット③:候補者の表示順のパターンが豊富である

Findyのメリットの3つ目は、候補者の表示順のパターンが豊富であることです。

おすすめ順、新規登録順に加え、スキル順、コードをたくさん書いている順など、要件に合わせてさまざまな絞り込み方ができます。

Findyのデメリット

続いて、Findyのデメリットを3つ解説します。

デメリット①:優秀な人材が取り合いになる

Findyのデメリットの1つ目は、優秀な人材が取り合いになることです。

優秀な人材の取り合いは他の採用媒体でも起こることですが、「スキル偏差値」で候補者の能力が数値化できるFindyでは優秀な人材が見つかりやすく、特に取り合いになりやすくなっています。

デメリット②:GitHubが評価軸の中心になっている

Findyのデメリットの2つ目は、GitHubが評価の中心になっていることです。

「スキル偏差値」や「年収予測」は、各候補者のGitHubのデータをもとに算出されるため、GitHubでの活動が少ない候補者は、評価が低くなってしまいます。そのため、スキルはあるけれども評価が低く表示される候補者も一定数生まれることとなり、優秀な人材の割合が相対的に減少します。

しかし、Findyは定期的にアップデートを実施しているため、将来的にはこのギャップが埋まる可能性はあります。

デメリット③:希望年収や職種でユーザーを探せない

Findyのデメリットの3つ目は、希望年収や職種でユーザーを探せないことです。

Findyには希望年収や希望職種を記載する箇所がプロフィールにありますが、その情報をもとに候補者を検索することはできません。そのため、候補者の希望年収を中心に絞り込みを行いたい場合は、ユーザーのプロフィールを一人ひとりチェックする必要があります。

Findyを使う手順

続いては、Findyを使う手順を解説します。

求人票を作成する

まずは、Findyに掲載する求人票を作成します。FindyにはAIによる求人票採点機能が搭載されており、同時にCSチームによるサポートも受けられるため、採用ターゲットに最適な求人票を作成できます。

「いいね」を送信する

求人票を掲載したら、候補者に「いいね」を送信します。年収予測やスキル偏差値を参考に、候補者にアプローチをかけていきます。

「いいかも」を受け取る

「いいね」を送信した候補者の中から、求人票を見て興味を持った候補者が「いいかも」を送ってくれます。この「いいかも」を受け取らなければ候補者とやりとりはできません。

スカウトを送付する

「いいかも」を受け取ったら、候補者にスカウトを送付して実際にFindy上でやりとりを始めます。

面談・面接につなげる

候補者とFindyで日程の調整などを行い、その後面談や選考を実施します。

Findyのプラン/利用料金

続いては、Findyのプランと利用料金について解説します。

ベーシックプランプレミアムプラン
初期費用要問合せ(月額4.5万〜10万円)要問合せ(月額4.5万〜10万円)
成功報酬理論年収の30%〜35%理論年収の30%〜35%
エンジニアのスキルメンバー〜シニアクラスハイクラス
想定年収400万円〜700万円600万円〜1000万円以上
備考掲載する求人票の下限年収は600万円以上

料金に関しては状況によって変動するため、実際に問い合わせてみるのがベストです。

Findyで採用を成功させるポイント

続いては、Findyで採用を成功させるポイントを3つ解説します。

ポイント①:「スキル偏差値」の下限を決めておく

Findyで採用を成功させるポイントの1つ目は、「スキル偏差値」の下限を決めておくことです。

前述のとおり、「スキル偏差値」の高い候補者は企業からのアプローチが多くなりやすい傾向があり、取り合いになります。そのため、「このレベルまでなら採用できる」という「スキル偏差値」の下限を設定しておくことで、候補者からの「いいかも」をもらえる確率が高まり、採用にまでつながりやすくなります。

ポイント②:求人票を作りこむ

Findyで採用を成功させるポイントの2つ目は、求人票を作りこむことです。

Findyに掲載する求人票は、候補者が企業を知るための情報源となるため、求人票の質は採用活動の成果に直結します。Findyでは、求人票の作成もサポートしてくれますが、自社の特徴は自社が一番理解していると思うので、求人票作成時にはしっかり協力して、納得のいく求人票を作りましょう。

ポイント③:エンジニアに理解のある人材を担当者にする

Findyで採用を成功させるポイントの3つ目は、エンジニアやITに理解のある人材を担当者にすることです。

Findyはエンジニアに特化した媒体のため、候補者とのやり取りや採用面接では、専門的な技術用語や実際の要件の説明が必要になる場合が多いです。そのため、エンジニア経験のある、もしくはエンジニアの仕事についてある程度理解している人材を採用担当者にすることで、求人票の作成や候補者とのコミュニケーションがスムーズになります。

Findy以外の採用媒体3選

最後に、Findy以外の採用媒体を3つ解説します。

Green(グリーン)

Green(グリーン)は、IT/Web業界に強い転職サイトです。エンジニアやデザイナーの採用に強く、経験者に絞って採用をしたい場合におすすめです。

企業からスカウトできるのはもちろん、候補者側も「気になる」ボタンを押してアピールできる双方向型のサービスのため、より広範囲な候補者にアプローチが可能です。また、候補者に対する求人のレコメンド機能が充実しているのも特徴です。

Wantedly(ウォンテッドリー)

Wantedly(ウォンテッドリー)は、企業の理念やビジョンを軸にしてマッチングができるサービスです。各企業専用の会社ページに、「どんな理念を持っているのか・どんな未来を目指しているのか」を詳細に記入することができるため、ビジョンマッチした候補者を集めやすくなっています。

また、ブログ機能もあるため、自社の社員インタビューを載せることで、企業ブランディングとしても活用可能です。

なお、Wantedlyでは候補者が企業の求人に応募する形式が一般的ですが、企業側から気になった候補者にスカウトメールを送ることもできます。

paiza(パイザ)

paiza(パイザ)は、ITエンジニア・プログラマー専門の総合求職・学習サイトです。求職領域では、「paiza新卒」「paiza転職」の2つのサービスを展開しています。

そしてpaiza転職は、登録会員63万人、導入実績4,000社以上の実績を持っているスカウトサービスです。登録者の技術力は、プログラミングスキルチェックにより可視化されているため、自社のニーズに合った即戦力人材の確保が可能となっています。

また、初期登録料、掲載料が一切かからず、採用までに費用が発生しないのも特徴です。

まとめ:Findyの特徴を理解して採用を成功させよう

今回は、Findyの特徴について解説しました。

Findyは効果的に使えば、エンジニア採用の工数をグッと減らすことができるサービスです。

「エンジニアを採用したいけれど、採用活動にがっつりリソースを割くのは難しい」という企業の担当者の方は、本記事を参考にして、ぜひFindyの導入を検討してみてください。

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この記事の監修者

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業部長を担い、これまでに150社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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