【最新版】理系学生の新卒採用動向を解説|採用する際のポイントも

IT市場が拡大している現代社会では、科学的な知識や技術的なスキルを持った人材が、企業の成長やイノベーションを推進する鍵となります。

そのため、新卒採用市場においても、理系学生の採用は多くの企業にとって重要な戦略の一つとなっています。

そこで本記事では、理系学生の新卒採用の現状や理系学生を新卒で採用するポイント・メリットなどについて解説します。

理系学生の採用を検討している企業の担当者様は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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目次

理系学生の新卒採用の現状

近年、理系学生を求める企業が年々増加傾向にあります。

しかし、理系学生の専門分野は細かく分かれており、自社が求める専門分野の人材を獲得するのは難易度が高いのが現状です。

また、理系学生は文系学生とは就活を進めていく方法が少し異なります。そのため、企業の採用担当者は、理系学生の就活について十分理解を深めたうえで採用活動を行っていく必要があります。

このような背景から、理系学生を採用する企業の多くは採用競争で苦戦を強いられているのです。

出典:デジタルガバナンス・コード2.0 |経済産業省

理系学生の数は減少を続けている

理系学生を求める企業が増えている一方で、理系学生の数は減少しています。

理由として挙げられるのは、学生の理科や数学に対する興味・関心の低下や学費の高さなどです。

その他にもさまざまな要因が考えられますが、1990年代をピークに理系学生の数は減少し続けています。

需要に対して供給が追いついておらず、理系学生を求める企業の採用状況はより厳しくなっている状況です。

出典:理工系人材育成戦略|文部科学省

多くの理系学生が大企業を志望している

理系学生の多くは、誰もが名前を知っているような大企業を志望しています。何なら、 あらかじめどの企業を志望するのか就職活動開始前に決めている学生も少なくありません。

そういった学生のほとんどは大企業だからこその安定感や充実した福利厚生、整った研究体制を求めています。

大企業志望の理系学生が多いことも、中小企業の理系学生採用を難しくしている要因の一つです。

理系学生の新卒就活の特徴

理系学生の採用を円滑に進めるために、まずは理系学生の就活の特徴を知る必要があります。以下では、理系学生の新卒就活の特徴を3つ解説しています。

特徴①:短期間で集中して就職活動を行う

理系学生の新卒就活の特徴の1つ目は、短期間で集中して活動することです。

理系学生は専門的な分野に携わるため論文や研究などに追われることが多く、文系学生に比べると多忙な傾向があります。そのため、どうしても就活に使える時間は限られてしまいがちです。

就活を計画的に進める理系学生は他の学生たちよりも早めに行動し、短期間で内定を掴み 取っています。就活に集中する期間を事前に定めておいて、その間に予定を詰め込むことで学業と就活の両立を可能にしているのです。

特徴②:大学で学んだ専門分野を活かせる職を希望する

理系学生の新卒就活の特徴の2つ目は、大学で学んだ専門分野を活かせる職を希望することです。

専門的な分野に携わることが多いからこそ、理系学生の多くは自分が専攻している分野の職種に就きたいと考えています。中には、専門外の分野はそもそも視野に入れていない学生もいます。

そのため、採用企業は理系学生が希望している研究内容との融和性をアピールする方法が有効です。

特徴③:応募企業数を絞っている

理系学生の就活の特徴の3つ目は、応募企業数を絞っていることです。

文系学生の場合、業界や職種を絞らず手当り次第に多くの企業に応募する人も少なくありません。しかし、理系学生は応募企業数をある程度絞ります。

なぜなら、理系学生は就活に割ける時間が少ないため本当に行きたいと思う企業だけに目を向ける人が多いからです。

理系学生を新卒で採用するメリット

次に、理系学生を新卒で採用するメリットを3つお伝えします。

メリット①:論理的思考力が備わっており、即戦力になる可能性がある

理系学生を新卒で採用するメリットの1つ目は、論理的思考力が備わっていることです。

理系学生は研究を行う際、常に論理的思考を心がけています。まずは問題を見つけ、次に自分なりの仮説を立て、検証を行い、最後に改善の余地がないか十分に検討します。

上記の行動を繰り返すことにより、問題解決能力や論理的思考力が培われていくのです。

そのため、入社後も持ち前の論理的思考力を活かし、自らの力による問題の解決が期待できるため、即戦力として活躍してもらえる可能性があります。

メリット②:数字に強い

理系学生を新卒で採用するメリットの2つ目は、数字に強いことです。

ビジネスの現場では、売上分析、コスト計算、市場調査など、数字を扱う機会が頻繁にあります。そして、理系学生は学生時代に数学や物理などの科目で常に数字や計算に触れてきていたため、数字を扱うタスクを難なくこなすことができるのです。

メリット③:継続力に長けている

理系学生を新卒で採用するメリットの3つ目は、継続力に長けていることです。

理系学生は研究するにあたり、長時間研究室に篭っての作業も少なくありません。また、結果が出るまでトライアンドエラーを繰り返すことも多く、コツコツ地道な作業を続けるのが得意です。

そのため、理系学生は一つの物事を継続する力に長けており、この継続力は企業の持続的な成長を実現させるうえで、大きな強みとなるのです。

理系学生を新卒で採用する際のポイント

続いて、理系学生を新卒で採用する際のポイントを3つ解説していきます。

ポイント①:早期選考/短期インターンシップを実施する

理系学生を新卒で採用する際のポイントの1つ目は、早期選考/短期インターンシップを実施することです。

理系学生は就活に割ける時間が少ないため短期決戦で就活に臨む人が多いです。意欲が高い理系学生は早めに就活を始めて内定をもらい、早々に就活を切り上げる人も少なくありません。

そのため、早期選考や短期インターンシップの実施により、ポテンシャルの高い理系学生に参加してもらいやすくなります。

他の企業が動き出す前に、いち早く行動を起こすのがポイントです。

ポイント②:研究内容と業務の親和性をアピールする

理系学生を新卒で採用する際のポイントの2つ目は、研究内容と業務の親和性をアピールすることです。

理系学生は、自身が専攻している分野の職種に就きたいと考えている人が多いです。

しかし、仮に職種自体が望んでいる分野ではなかったとしても、研究内容が求めているものであれば興味を引くことができます。

インターンシップや企業説明会で、研究内容と業務に関連性があることを現場社員の協力を得ながら詳しく伝えましょう。

ポイント③:大学や研究室とのつながりを作る

理系学生を新卒で採用する際のポイントの2つ目は、大学や研究室とのつながりを作ることです。

理系学生を採用するにあたって、大学や研究室とのつながりを作ることは重要です。

最初は興味を持たれていなかったとしても、大学内で企業の話が何度も出れば「どんな企業なんだろう」と関心を持ってもらうきっかけになります。

また、タイミングや状況次第で「ぜひ来てほしい」と思える人材に対して直接スカウトをすることもできたりするので、なるべく多くの大学や研究室とつながりを持っておくことが、優秀な理系学生の採用に繋がります。

理系学生の新卒採用に特化した就職サービス

続いては、理系学生の新卒採用に特化した就職サービスを5つ紹介していきます。

サービス①:理系ナビ

出典:理系ナビ

理系学生の新卒採用に特化した就職サービスの1つ目は、理系ナビです。

理系ナビは、数ある理系学生向けの就活サイトの中でも知名度が高いです。

特徴としては、企業側が気になった学生をスカウトでき、就活アドバイザーが事前に面談をするため自社に適正のある理系学生を厳選することが可能です。

自社とマッチ度の高い学生に直接アプローチができるためミスマッチが起こりにくく、優秀な人材を獲得しやすくなります。

サービス②:ちほりけ

出典:ちほりけ

理系学生の新卒採用に特化した就職サービスの2つ目は、ちほりけです。

ちほりけは地方の理系学生に特化した就活支援サービスで、利用者は理系を専門とした就活アドバイザーのサポートを受けることができます。また、選考にかかる交通費を負担してくれるのも、ちほりけならではです。

地方出身者が都心部へ選考を受けにいくとなるとかなりの費用がかかりますが、ちほりけでは 交通費を負担してくれるため金銭的な問題を気にせず就活に取り組めます。

そのため、地方の理系学生にも興味を持ってもらいやすいです。

サービス③:エンジニア就活

出典:エンジニア就活

理系学生の新卒採用に特化した就職サービスの3つ目は、エンジニア就活です。

エンジニア就活は、ITエンジニアに特化した総合就活サイトです。

プログラミング初心者からプロレベルまで、IT業界を志望するさまざまな人材が登録しています。

そのため、ITエンジニアを求めている企業は登録必須のサイトです。

スキルレベルを登録できるため、エンジニア就活では企業が求めているレベルの理系学生と出会うことができます。

サービス④:paiza(パイザ)新卒

出典:paiza

理系学生の新卒採用に特化した就職サービスの4つ目は、paiza(パイザ)新卒です。

paiza新卒は、個別送信と一斉送信の2種類のアプローチ方法があり、企業の状況に応じて使い分けることができます。

また、ジャッジシステムと独自のテストを導入しているため、理系学生のプログラミングスキルを正確に知ることが可能です。

スキルレベルによってS~Dの5つのランクに分けられているため、企業が求めるレベルの人材を見つけることができます。

アプローチ方法を柔軟に変更したり、適切なスキルレベルを持った理系学生と出会いたい企業にぴったりの就職サービスです。

サービス⑤:TECH OFFER(テックオファー)

出典:TECH OFFER(テックオファー)

理系学生の新卒採用に特化した就職サービスの5つ目は、TECH OFFER(テックオファー)です。

TECH OFFERは、自動オファーが可能であることが強みです。

事前に設定した配信条件ごとに、定型文ではなくそれぞれ異なるオファー文章を配信できます。求職者の希望に沿ったオファーができるため、適切な人材とマッチする確率が高まります。

また、一度設定してしまえばオファーの工程の効率化が可能なため、その分面接などほかの選考に時間をかけることが可能です。

まとめ:理系学生の新卒採用を成功させよう

今回は、理系学生の新卒採用について解説しました。

優秀な理系学生を採用したいと考えている採用担当者は、本記事を参考にして採用活動を成功させてください。

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この記事を書いた人

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業責任者を担い、これまでに80社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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