Instagramは、動画や写真を通して伝えられるSNSです。
Instagramの採用方法には、 無料でアカウントを開設して企業の魅力などの投稿を通して伝える「アカウント運用型」とターゲット層を設定してタイムラインやフィードに投稿するいわゆる「広告型」の2種類の方法があります。
本記事では、そんなInstagramを活用した採用方法について投稿のポイントや企業の成功事例などを徹底解説します。
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Instagramを活用した採用とは
Instagramでの採用は、自社の魅力を「視覚的に訴求できる」のが特徴です。動画や画像、文章などのコンテンツを通じて、企業文化や働き方をリアルに伝え、求職者の興味関心を高め、採用につなげられます。
また、Instagramの主なユーザー層は、女性が多く、特に10代〜20代の利用が多いことから、新卒採用やインターンシップなどにも適しています。
Instagram採用には、大きく分けてアカウント運用型と広告掲載型の2つの方法があります。以下に、それぞれの概要を解説します。
Instagram採用の方法①:アカウント運用型
アカウント運用型は、企業が専用のアカウントを開設してフィード・ストーリー・リールといった様々な形式の投稿を通じて自社の魅力を発信する方法です。
費用は無料ですが、成果を出すためには継続的に一定量のコンテンツを投稿する必要があります。また、投稿に対するいいねの数やコメント数といったエンゲージメント率を高めることで、拡散力が高まり、企業の認知度向上につながります。
Instagram採用の方法②:広告掲載型
広告掲載型は、特定の年代や性別など、ターゲットとするユーザー層に対して、フィードやストーリーズ上に広告を表示させる方法です。
アカウント運用型とは異なり費用が発生しますが、まだ自社を知らない転職潜在層へもアプローチできる点がメリットです。広告を通じて自社を知ってもらうことができます。
他のSNSとの比較
SNSを通じた採用には、様々な媒体があります。
SNS名 | 国内ユーザー数 | 性別ユーザー割合 | 年代別ユーザー割合(上から使用ユーザー年代が多い順に3つ掲載) | 特徴 |
6,600万人(2023年時点) | 男性41.4% 女性58.9% | 20代73.3%10代70.0%30代63.7% | ・画像や動画を通じて、企業の雰囲気や働く環境をリアルに訴求できる ・無料でも利用できる | |
X(旧Twitter) | 4,500万人(2017年10月時点) | 男性44.3% 女性46.2% | 20代78.8%30代55.5%10代54.3% | ・投稿できるテキストは無料版で140字までの制限あり(有料版は4000字まで投稿可能) ・テキスト+動画/画像での投稿もできる ・拡散性が高い |
2,600万人(2019年7月時点)※月間のアクティブ利用者数 | 男性31.6% 女性28.2% | 30代46.5%40代38.2%20代27.6% | ・実名での登録が必須のため、ビジネス目的で利用している人が多い ・テキストや動画、画像などを配信でき、文字数の制限が60000字であるため長文での投稿が可能 | |
LINE | 9,700万人(2024年3月末時点) | 男性91.3% 女性96.8% | 20代98.6%30代98.0%40代95.0% | ・全世代で使用率が80%以上と高く幅広い年代にリーチできる ・企業の情報を届けるには、相手に友だち登録をしてもらう必要がある |
YouTube | 7,100万人(2022年5月時点)※月間国内ユーザー数 | 男性89.9% 女性84.2% | 20代98.2%10代96.4%30代94.7% | ・長尺の動画で企業の魅力を幅広く伝えられる ・ショート動画機能もあり、スマートフォンで撮影して投稿が可能 |
Tik Tok | 1,700万人(2021年8月時点) | 男性25.7% 女性31.2% | 10代66.4%20代47.9%30代27.3% | ・1コンテンツごとに評価された投稿が拡散される ・エンタメ性の強い動画の反応数が多くなる傾向にある |
Instagram採用を行うメリット
Instagram採用を行うメリットを紹介します。
企業の雰囲気を視覚的に分かりやすく伝えられる
Instagram採用では、職場環境や社員が働く日常的な風景、働いている人の雰囲気、企業カルチャーなどをリールやストーリーズなどを使って動画で内容を伝えられるのがメリットです。
視覚情報は文字情報よりも記憶に残りやすく、感情に強く訴えかけられるという特徴があります。
転職潜在層にアプローチできる
Instagramでは転職潜在層にアプローチが可能です。
Instagramは求人サイトのように「仕事を探す」という目的で使用されるわけではなく、世間のトレンドや情報収集に使うなど、自分の興味を探求するのに使われています。
そのため、趣味趣向の合う転職潜在層に対し、自社の働き方やカルチャーを発信することで、将来的に入社へとつながる興味関心を醸成できます。
企業のイメージアップにつながる
Instagramで企業の雰囲気や事業内容を伝えることで、自社の魅力を伝えられイメージアップにつながります。
新卒採用においては、株式会社リソースクリエイションが行った調査では、就活生の約9割が企業のSNSアカウントは必要だと回答しており、理由には「企業理解が深まったり、オープンにしていることから、信頼感が周りに比べて高くなると感じるため」との声がありました。
また、就活生の88%が就職活動中に企業アカウントを見て入社意欲が増したと回答しています。
さらに、選考に進むうえでは、63.3%が会社の雰囲気を最重要視していると回答しています。企業ならではの働き方や、キャリアプランを重視する現代の就活生に対してInstagramは自社の雰囲気を動画を通じてリアルに伝えられるのが大きなメリットです。
入社前後のギャップを抑えられる
Instagram採用では、言葉だけでは伝えられない職場の雰囲気や社員の人柄を動画を通して伝えられることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
文章や写真だけでは、社員が働いている職場の環境や社員の人柄を十分に理解することは難しいですがInstagramの投稿を通して動画で社員が話している様子や実際に働いている様子を見ることで、求職者は直感的に「自分と相性が合うか」「この会社で活躍できるか」といった感覚をつかむことができるのです。
Instagram採用の「アカウント運用」におけるメリット
Instagram採用のアカウント運用におけるメリットを解説します。
発信のハードルが低い
Instagram採用では、スマートフォンで手軽に写真や数十秒から1分程度の動画を撮影・編集し、短いキャプションを添えるだけで情報発信ができるため、他の採用広報媒体と比較して、コンテンツ作成にかかる時間を大幅に削減できます。
採用サイトやブログのように構成や文章を細かく考え、何度も修正する必要がないため、発信へのハードルはかなり低いです。
アカウントの開設や運営が無料であることも、気軽に始められる理由の一つです。エンゲージメント向上などの目標設定は効果的な運用に欠かせないですが、過度に成果にこだわることなく自社の魅力を発信できます。
採用コストを抑えられる
Instagramのアカウントは、無料で開設・運用できるため、採用コストを削減できます。
継続的な投稿を行い、企業の認知度と求職者とのエンゲージメントを向上させることで自然と応募者が集まる状態を作り出すことができます。
従来の求人広告のように、大量の求人票を作成したり、求人サイトに掲載費用を支払ったりする必要がなくなるため、採用コストを大幅に削減できるのです。
Instagram採用の「広告掲載」におけるメリット
Instagram採用の広告掲載におけるメリットを解説します。
細かくターゲットを設定してピンポイントに訴求できる
Instagramの広告掲載では、リーチしたい相手について、地域、年齢、性別、興味関心など、とても詳細なターゲット設定が可能です。
例えば、特定の業界の転職に興味を持つ20代の女性に絞って広告配信を行うといった、ピンポイントなアプローチができるのがメリットです。
投稿後すぐの効果が期待できる
Instagramの広告掲載はアカウント運用と異なり費用がかかりますが、運用開始直後から効果が期待できるという特徴があります。
アカウント運用では、フォロワー数を地道に増やし、コンテンツのエンゲージメントを高めるのに時間がかかります。一方、広告では、性別や年齢、趣味趣向などターゲットを細かく設定し、広告を配信する場所やタイミングを最適化することで、短期間で多くのユーザーにリーチできます。
費用を投下すればすぐに広告を配信できるため、ターゲット層へのリーチを拡大しながら、短期間で企業の認知度を高めることができます。
Instagram採用のアカウント運用におけるデメリット
次に、Instagramアカウント運用のデメリットを紹介します。
企業イメージが損なわれる可能性がある
見る人によって投稿の内容の受け取り方は異なるため、投稿内容によっては誤解を招き、企業イメージを損なう恐れがあります。
例えば、性別による差別的な表現や、社員への過度な要求を連想させるコンテンツは、誤解を招きやすい上に炎上しやすく、結果として自社のイメージを大きく損なう可能性があります。
Instagramは、シェア機能を使って簡単に拡散することができるため、ネガティブな情報がすぐに広まってしまう恐れがあります。
すぐに結果につながるわけではない
企業アカウントは、投稿すればすぐに結果につながるわけではありません。アカウントの開設直後は認知度がないため、投稿しても反応数が少なく、フォロワーの伸びもあまり良くない可能性が高いです。
そのため、計画性のない投稿を続けても、伝えたいメッセージがブレたり、ターゲット層への理解が不足して採用につなげることが難しい可能性が高いです。
採用ターゲットの趣向を把握した上で自社の文化を一貫して伝え続けながら、一定の成果が出るまで根気強く投稿を続けましょう。
継続的な情報発信が求められる
継続的な投稿には、時間と人件費がかかります。
継続的な投稿を続けなければ、企業の認知度向上は難しく、また投稿頻度が低いと、企業が採用に力を入れていないという印象を与えてしまいます。
心理学の単純接触効果によると、人は何度も目にしたり耳にしたりする対象に対して、より好感を抱きやすくなることが知られています。
そのためInstagramの投稿においても、とにかく定期的に目に触れる機会を作ることが大切です。
Instagram採用の広告掲載におけるデメリット
Instagram採用の広告掲載におけるデメリットは、ノウハウがないと成果を出すのが難しいことです。
Instagram広告は、ユーザーのタイムラインやストーリーズ上に広告を表示させますが、それがターゲットの興味を引く内容でなければ、結局なかなかその後の応募・採用というステップに繋がりません。
基本的には最初の数秒でユーザーの目を引くことが重要です。そのため、採用ターゲットにどのようなキャッチコピーやデザイン、内容が刺さるのかをしっかりと分析する必要があります。
Instagram採用の投稿で活用できる機能
Instagramにおいて活用できる機能について解説していきます。
フィード投稿
フィードとは、フォロワーのタイムラインに表示される投稿のことです。
投稿は基本的に写真や動画を投稿し、その下にキャプションと呼ばれる文章で、画像や動画の内容を説明したり、感想や呼びかけなどができます。
また、#を付けたハッシュタグをつけることで、同じ興味を持つ他のユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなります。特に新卒や中途採用の求人情報を求める層にリーチするための手段として効果的です。
また、フィードでは、投稿に対していいねをしたりコメントをしたりすることができます。投稿した本人も他のユーザーからのコメントに返信することで交流を深めることが可能です。
リール
リールは、最大90秒の短い動画を音楽や効果音をつけて投稿できる機能です。
- 具体的には、以下のようなコンテンツを発信できます。
- 様々な職種における社員の1日のルーティンを紹介する
- ランチタイムや社員のやり取りなど職場の日常風景を伝える
- 音楽に合わせてダンスを披露して職場の楽しい雰囲気を伝える
- 効果音に合わせて社員の自己紹介を行い、社員の個性や企業文化を印象的に伝える
ターゲット層に合わせた具体的な情報を発信することで、企業独自の個性を発揮し、様々なやり方で自社の魅力を発信できます。
ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで動画配信をできる機能です。視聴者は、スタンプで反応したり、コメントしたりしながら配信者とコミュニケーションを取ることができます。
ライブ配信は、リアルなつながりを持つことができるため、採用イベントの中継、内定者や人事担当者とのQ&Aセッションなど、様々なシーンで活用できます。
ストーリーズ
ストーリーズとは、24時間で自動的に消えてしまうコンテンツを投稿できる機能のことです。
写真や動画を投稿し、文字や絵文字で装飾したりアンケートや質問をしたりすることができます。
ストーリーズにコメントを送信すると、そのコメントは他のユーザーには公開されず、投稿者にダイレクトメッセージとして直接届きます。そのため、コメントの投稿者との間でプライベートなやり取りが可能です。
Instagram採用を行うポイント
Instagram採用を行うポイントを解説します。
アイコン写真は人物の写真にする
アイコン写真は、社員の写真を用いることで親近感を感じてもらえます。
人の顔が見えることで、企業というよりもそこに属する一人ひとりの人間性をアピールでき、安心感を与えることができます。
例えば、DMでやり取りしている相手がどんな人なのかが分かることで、企業の雰囲気がより身近に感じられるでしょう。ユーザーは安心して疑問や不安なことを質問でき、企業への理解を深めることにもつながり、応募の可能性を高められます。
訴求内容に一貫性をもたせる
Instagram採用運用のポイントは、伝えるメッセージに一貫性を持たせることです。
企業の認知度を高めて自社への応募を促すためには、やみくもな投稿は逆効果です。伝えたいメッセージがバラバラになり結局企業の魅力が伝わらなくなってしまいます。
Instagram採用誰にどんな情報を届けたいのか、どういう状況になって欲しいのかを明確にした上で、どのようなメッセージを伝えたいのか、という軸を定めてコンテンツを作成しましょう。
軸が定まれば、コンテンツに一貫性が生まれ、ターゲットに刺さるようなコンテンツを発信することができます。
脚色せずありのままの魅力を発信する
自社の魅力をアピールするために、どうしても「ちょっとだけ良く」見せたくなると思います。
しかし、脚色して大げさに伝えることは、短期的な人材の獲得につながる可能性はありますが、入社後のミスマッチにつながり、結果的に企業と従業員双方にとって不幸な事態を招くリスクもはらんでいます。
また、過度に魅力を脚色しすぎることは、本来のターゲット層とは異なる層に訴求し、ミスマッチを増やてしまう恐れもあります。
企業の雰囲気や働き方などは、リアルでありのままの情報を発信することで、結果その企業の文化に共感し、しっかりフィットする人材が集まるようになります。
表面的なことばかり強調しない
社員同士の交流や社員がダンスを披露して自社の雰囲気を伝えるなど、視覚的に楽しいコンテンツは、「興味を引きつける」というポイントでは有効です。
しかし、このような表面的な情報だけでは、企業の本質的な魅力であるビジョンや社員の想いが伝わりにくく、ただ面白おかしく軽い印象を与えてしまう可能性があります。
企業が目指す未来や、社員一人ひとりが仕事に込める想いを発信することで、視聴者に深い共感を呼ぶことができます。
様々な機能を連携して活用する
ストーリーズ、リール、ライブ配信など、Instagramの様々な機能を効果的に活用し、企業アカウントへの誘導を促進しましょう。
例えば、ライブ配信はアーカイブとして残し、重要な部分を切り出してリールやフィードに再利用できます。
さらに、リールやフィードの投稿をストーリーズで告知することで、ユーザーの滞在時間を延ばし、よりエンゲージメントを高めアカウントを強くさせていくことができます。
他にも、フィードで多くの反響を得た動画をリールに再編集し、その内容をライブ配信で紹介して深堀りすることもできます。
企画や投稿内容を考える際は、どの機能が最適か、そして複数の機能をどのように連携させれば、より多くのユーザーにリーチできるのかを考えてみましょう。
インサイト機能を使って投稿内容を分析する
インサイト機能では、リーチしたアカウントやアクションを実行したアカウントの詳細なデータが確認できます。フィード、リール、ストーリーズなど、コンテンツの種類別のフォロワーとフォロワー以外の割合や、リーチが多かったコンテンツを見た人の年齢や性別などの情報が得られます。
これらのデータを分析することで、どのコンテンツが多くのユーザーに届き、どのような反応を得ているのかを具体的に把握することができます。
例えば、特定の年齢層や性別の人々に特に人気のあるコンテンツや、高いエンゲージメントを生み出すコンテンツの種類などを分析することで、そのコンテンツと同じような内容をもう一度投稿して検証することもできます。
DMを使い個別でコミュニケーションを深める
興味関心があると推測できるユーザーには、DMを使い個別でコミュニケーションを取りましょう。
コメントやスタンプをしたり、いいねボタンを押して、投稿に反応してくれた人は、企業の雰囲気や事業内容、ビジョンなどに対して、少なからず興味関心を持っているといえます。
また、フォローしてくれている方は、継続的に投稿を見たいと思ってくれているため、高い関心を持っていると判断できます。
こうした人に対しては、DMを活用し、個別のお礼や感謝の言葉を伝えたり、フォロワー限定の説明会やインターンシップなどの限定情報を提供したりすることで、より深い関係性を築くことができます。
Instagram採用の成功事例
Instagram採用の成功事例を紹介します。
株式会社サイバーエージェント|新卒採用
株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告やメディア事業などを行っていて新卒採用のアカウントを運用しています。
投稿内容としては、オフィスツアーをしたり、内定者へのインタビューを通して、企業が実現したいビジョンや、就職活動の軸、そして就活生へのメッセージなどを発信しています。
さらに、人事担当者による面接対策や学生時代に力を入れるべき点などの投稿もあり、就活生が抱える疑問や不安に寄り添い、具体的なアドバイスを行っています。
キャプションではYouTubeへのリンクを貼るなど外部媒体に誘導することで、より深く企業の魅力を知りたいという求職者のニーズに応えているのが特徴です。
また、#新卒採用、#就活、#広告業界などのハッシュタグを効果的に活用することで、アカウントの認知度を高め多くの求職者にリーチしています。
株式会社GOOYA Holdings|新卒採用
ITエンジニアやオフィスワーク派遣事業を行う株式会社GOOYA Holdingsは、新卒採用のアカウントを運用しています。
Instagram採用アカウントでは、様々な職種の社員へのインタビューを行い、会社の雰囲気や入社前とのギャップ、そして就活生へのメッセージなどを発信しています。
さらに、在職者や退職者の口コミサイトに寄せられた、就活生が特に気になる口コミをピックアップし、それに対する公式見解をレビューするという取り組みも特徴的です。
就活生視点に立った投稿内容や、気になる情報への公式見解を正直にありのままに伝えることで、企業のリアルな姿を伝えています。
株式会社ニトリ|新卒採用
家具・インテリア用品の企画や販売などを行う株式会社ニトリは、新卒採用のアカウントを運用しています。
投稿内容としては、ニトリで働く社員の一日や働く目的、描きたいキャリア、部署ごとの業務内容などを動画で紹介することで、就活生が企業の雰囲気を具体的にイメージできるように工夫しています。
また、社員の休日の過ごし方についても積極的に発信し、社員同士で楽しむ様子や家族との団欒の様子などを写真で紹介することで、入社後のプライベートと仕事との両立を想像しやすくしています。
ユニリーバ・ジャパン株式会社|新卒・キャリア採用
ラックス、ダヴといったブランドを始めとするパーソナルケア、ホームケアなどを製造するユニリーバ・ジャパン株式会社は、新卒・キャリア採用のアカウントを運用しています。
内容としては、新卒社員へのインタビューを通じて、就職活動の軸や入社を決めた理由などを紹介したり、様々な部門の社員の日常やファッション、休日の過ごし方などを公開しています。
また、自社のブランドコンセプトやサステナビリティへの取り組みなど、企業の社会的責任に関する情報も積極的に発信しています。
さらに、フィードのデザインにもこだわり、各投稿ごとにテーマや色味を統一することで、視覚的に魅力的なアカウントに仕上げているのが際立った点です。
エムスリーキャリア株式会社|キャリア採用
医療機関の経営支援や派遣事業などを行うエムスリーキャリア株式会社は、キャリア採用のアカウントを運用しています。
投稿内容としては、社員紹介で所属部署や仕事内容、入社を決めた理由や入社後のギャップ、やりがいや楽しさを感じるときなどを紹介しています。また、社風を知る、福利厚生の紹介をテーマに研修体制やクラブ活動の紹介、オンボーディングや社内公募制度などについて解説しているのも特徴です。
様々なテーマを扱いながら、デザインを細かく変えたり、列ごとに扱うテーマを変更したりするなど、各テーマの区分けが視覚的に分かりやすい工夫が凝らされています。
まとめ
今回は、Instagramを活用した採用について、運用のポイントや成功事例を解説しました。
Instagramは、動画や写真といった視覚的なコンテンツを通じて、社員の人柄や働く様子など、自社の雰囲気をリアルに伝えることができるSNSです。
企業の成功事例を参考に、自社のターゲット層に響くような投稿内容や企画を考案してみましょう。さらに、投稿後のインサイト機能を活用し、分析を行うことで、より効果的な投稿につなげてみてください。