年々新卒採用の難易度が上がる中、ダイレクトリクルーティングサービスに取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。
『就職白書2024』によると、2025年卒の採用方法・形態予測は「スカウト・オファー型の採用」が34.0%で、ダイレクトリクルーティングサービスはここ数年で急速に普及が進んでいます。
この記事では、新卒特化型のダイレクトリクルーティングサービス「キミスカ」の特徴や評判(口コミ)、料金や導入のメリット、dodaキャンパスやOfferBoxとの違いなどを徹底解説します!
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日に日に変わりゆく新卒世代の採用において「市場トレンドの理解」が非常に重要です。
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キミスカとは?
サービス名 | キミスカ |
運営会社 | 株式会社グローアップ |
ユーザー数 | 約83.4万人 |
利用企業 | スタートアップから大手企業まで3,000社以上(※2023年2月時点) |
対応エリア | 全国 |
キミスカとは、株式会社グローアップが運営する新卒特化型のダイレクトリクルーティングサービスです。
キミスカの最大の特徴は、新卒の学生に対してスカウト型の「攻めの採用」ができるということ。そのため、大手企業だけでなく中小企業やベンチャー企業も多く導入しており、採用実績も豊富です。
年々知名度を広げつつあるキミスカについて、さっそく具体的な特徴を見ていきましょう。
採用の質を上げることができる豊富な機能
下表のとおり、キミスカにはたくさんの機能が備わっています。
機能 | 詳細 |
3段階のスカウト | ゴールド・シルバー・ノーマル、3種類のスカウトで、学生に企業の採用意欲を伝えられます。 |
採用管理(ATS) | 学生の選考状況や結果を一元管理できるので、工数削減につながります。 |
ターゲットの詳細検索 | 就職の軸やスキル、志向性など、100種類以上の検索条件でターゲット学生を検索できます。 |
活躍モデルの生成 | 貴社で活躍する社員の適性検査を基にモデル人材を生成し、それにマッチした学生を探せます。 |
スカウト分析 | 過去のスカウト実績や他社平均と、比較・分析ができます。 |
適性検査 | 学生の能力や性格を定量的に分析できます。 |
説明会や面接の管理 | 説明会・面接管理をキミスカ上で完結できるほか、キミスカから直接Zoomを開始できます。 |
内定者フォロー | マイページ内で内定者とやりとりができます。また、交流のスコア化により、内定辞退を予防します。 |
レコメンド検索 | 貴社が選んだ学生と類似する学生が自動で表示されます。 |
【ゴールド/シルバー/ノーマル】3種類のスカウト
キミスカの大きな特徴の1つ目は、「ゴールドスカウト」「シルバースカウト」「ノーマルスカウト」、3段階のスカウトです。
本当に会いたい学生には特別感のある「ゴールドスカウト」や「シルバースカウト」、説明会などで幅広く母集団を集めたい場合は「ノーマルスカウト」、といった使い分けができます。
送れるスカウト数はプランによって異なりますので、下の章で詳しく説明します。
累計83.4万人の登録学生数
キミスカに登録している学生数は年々増加しており、2023年には累計83.4万人を超えました。
また、HR総研所の調査によると、「活用している就職サイト」の10位にキミスカがランクイン。
大手新卒向け求人などを使う就活生が減るという、いわゆる「ナビ離れ」が進み、口コミ型やスカウト型のサービスが主流になっていくなか、個人的には今後ますますキミスカの注目度が増していくと考えています。
キミスカの評判【口コミ掲載】
ここでは、企業・学生別に、実際にキミスカを利用した方々の評判(口コミ)をご紹介します。
企業側の評判(口コミ)
口コミ①:
24卒の採用目標人数は、高知県で3名、愛媛県で3名、一般事務職の採用枠が愛媛県で1名の計7名という内訳だったのですが、苦戦しながらも最終的には目標達成ができました。他のダイレクトリクルーティングサービスと比較して、キミスカは幅広い学生さんが登録している印象がありますね。また、ユーザーインターフェースの使いやすさ、システム自体の軽さも便利です。
口コミ②:
介護職は学生に体力仕事で休みが少ないというイメージを持たれており、母集団形成に苦戦することが多いです。しかし、初年度で5名以上の内定承諾が出て、想定以上の成果に驚きました。弊社では、「希望業界を介護・福祉に絞っている学生」には最上位のゴールドスカウトを送信し、「介護業界が希望業界ではない学生」にはノーマルスカウトを送信しています。課題であったエントリー数が大きく改善・内定承諾数の改善ができました。
口コミ③:
エンジニアなら1年以上コーディングをしている学生にゴールドスカウトを送ったり、学校や独学で1年ほどコーディングの勉強をしている学生にはシルバースカウトを送ったりして、スカウトの使い分けをしています。認知があまりされていないのですが、ノーマルスカウトを送ることで学生からの興味を引けるため、母集団を増やすことにつながりました。キミスカ経由が一番多く採用できたため、25卒でも引き続き活用しています。
企業側からは、スカウトを使い分けることで、求める人材に対して効率よくアプローチできることが評価されているようです。また、システムの使いやすさやデータのクオリティの高さを評価する声も多く上がっていました。
(キミスカ 活用事例より引用)
学生側の評判(口コミ)
口コミ①:
キミスカのおかげで、もともと志望していなかった建築業界にも興味を持つことができました。スカウトが届いたら、できるだけエントリーして話を聞いてみて、自分に合った仕事は何かをじっくり考えていました。企業さんが自分を見つけ出してスカウトを送ってくれるのが嬉しくて、年明けからはキミスカ1本で就活をしていました。
口コミ②:
初めはナビサイトを使っていましたが、自分で企業を探すのが大変で、効率よく就活をしたくていくつかスカウトサービスに登録しました。プロフィールを登録してすぐにスカウトが来るキミスカは、とても理想的で、スカウトをくれた企業とは積極的に面談を受けるようにしていました。
口コミ③:
初めはとりあえず登録だけするかくらいの気持ちだったのですが、プロフィール登録後すぐに1件スカウトが来たので、自己肯定感が満たされました。
学生側からは、自分の適性や長所を通して、これまで関心のなかった会社に目を向けることができたという声が多く聞かれました。また、スカウトによる特別感も、就活に対するモチベーションにつながっていたようです。
(キミスカ 公式HPより引用)
キミスカの特徴・メリット
特徴①:スカウトの開封率は驚異の70%以上
まず、キミスカはスカウトの開封率が70%以上と非常に高いです。
一般的に、ナビ型サービスのスカウト開封率は約10%、エントリー率は約3%と言われている中、キミスカでは、ノーマルスカウトが開封率43.0%・エントリー率13.3%、シルバースカウトで開封率68.6%・エントリー率26.8%と高水準。さらに、ゴールドスカウトにいたっては、開封率73.9%・エントリー率36.1%と極めて高い数値になっています。
ターゲットとなる就活生を効率良くピンポイントで狙いたい企業にとって、返信率が高いキミスカは、かなり有力な媒体となるでしょう。
特徴②:登録学生のうち、約半数が国公立やMARCH以上の優秀層
キミスカでは、登録者20万人のうち、上位私立+上位国立大学の学生で約20%を占めており、MARCH+そのほかの国公立も25%以上です。約半数が上位校で占められていることから、登録者の量だけでなく質にもこだわったサービスであることがわかります。
特徴③:1 社あたりの学生数が多い
ほかの企業と取り合いになりづらいのも、キミスカの大きなメリットです。
以下のとおり、キミスカでは1企業あたりの学生登録数は国内最大の110人、決定学生数は約2.05人と、登録数と企業数のバランスがとれています。
特徴④:使いやすい画面構成
キミスカは、操作画面のユーザビリティに力を入れています。初めてでも使いやすい仕様になっているので、操作に慣れるまで時間がかかるという問題もありません。
また、企業側の操作ページでは、選考の進捗状況や振り返りなどをセグメントごとにリアルタイムで数値化できるようになっています。改善すべき点などを、誰でも高いレベルで分析できるので、採用のノウハウが少ない方にもおすすめです。
キミスカの料金【利用料金/成功報酬】
以下のとおり、キミスカは3つのプランがあります。
プランによって、採用人数とスカウト数が異なり、採用人数が予定を超えた場合は、1人当たり35万円の成功報酬が発生します。
採用予定数 | 利用料金 | スカウト数(月間) | 超過分 |
3人 | 75万円 | ゴールド:50通シルバー:150通ノーマル:1,000通 | 35万円/1人 ※採用年の前年2月末までは、25万円/1人で枠数の追加が可能 |
5人 | 125万円 | ゴールド:90通シルバー:250通ノーマル:1,200通 | |
10人 | 250万円 | ゴールド:240通シルバー:550通ノーマル:1,700通 | |
30人 | 750万円 | ゴールド:1,040通シルバー:1,950通ノーマル:3,700通 |
そのほか、キミスカならではのオプションも利用できます。
※プランによって料金が変動しますので、詳しくはお問い合わせください。
高度検索機能(20万円※) | 活躍している既存社員の特徴を元にターゲットを設定 |
採用管理機能(50万円※) | 採用業務に必要な情報を分析・一元管理 |
初回導入パッケージ | 企業ページ作成、スカウトテンプレート作成などを代行 |
エージェント管理 | エージェント用に10アカウントを付与。エージェントによる求人票確認や面接スケジュール調整などが可能に |
グループ掲載 | 15社まで合同募集が可能に |
スタッフ派遣 | 常駐スタッフの派遣 |
各種入力代行 | 学生リストの作成や名簿システム入力などを代行 |
データ取込等代行 | データ取込数の拡張や、データ取込の代行 |
一見コストが高く感じるかもしれませんが、むやみにイベントに参加したり広告を打つより、意外と費用も抑えることができます。採用活動で発生しうる費用を総合的に考えたうえで、費用対効果を見直してみるのをおすすめします。
キミスカはこんな企業におすすめ!
認知度に課題がある企業
狙ったターゲットにピンポイントでアプローチできるダイレクトリクルーティングサービスは、認知度に課題がある中小企業やベンチャー企業と非常に相性がよいサービスです。
特にキミスカでは、候補者を「減らす」工程が多い従来のナビ型の選考とは異なり、本当に欲しい人材に出会えることが最大の強みといえるでしょう。
また、カスタマイズ性の高い企業ページも、認知度に不安を持つ企業にとっては嬉しいポイント。企業ページは「企業情報エリア」と「魅力エリア」2つのページで構成されており、テキストだけでなく写真も掲載でき、魅力を存分に訴求できます。
地方企業や全国採用をしたい企業
他の媒体やダイレクトリクルーティングサービスに比べ、キミスカは首都圏に限らず地方の学生が多く登録しています。そのため、地方企業の採用実績も多く、採用成功事例も豊富。
エリアごとのスカウトもできるので、地方での採用をしたい企業はもちろん、全国で採用したい企業にもおすすめです。
IT人材を採用したい企業
キミスカは、登録学生に対してさまざまな業務の専門スキルを無料で学べる「Workschool」を提供しています。
「Workschool」は28コースで構成されており、ITコンサルタントやデータサイエンティスト、エンジニアなど、ITスキルに関するコンテンツがとくに豊富。専門スキルを身に付けるだけでなく、具体的なキャリアイメージができ入社後のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
また、キミスカの検索軸は100種類以上あり、その中には習得言語や成熟度などITスキルの細かい項目も多く含まれています。ポテンシャル採用だけでなく、IT系の即戦力人材を採用したい企業にもおすすめです。
入社後の活躍や定着に悩む企業
キミスカは、関連会社の株式会社プラスアルファ・コンサルティングが運営するタレントマネジメントシステム「Talent Palette(タレントパレット)」と連携しています。
その企業で活躍している社員の適性検査(TPI)データをタレントパレットに蓄積し、適性検査の結果が類似した登録学生を抽出して、スカウトなどのアプローチを行うというものです。
この方法であれば、面接官の主観や勘に頼らない定量的なスクリーニングを行うことができ、より企業にマッチした人材に出会えるでしょう。
ほかの媒体との比較
キミスカのほかにも新卒特化型のダイレクトリクルーティングサービスは多数展開されていますが、その中でもとくに「dodaキャンパス」と「OfferBox」が人気です。
「dodaキャンパス」と「OfferBox」について、詳しく見ていきましょう。
dodaキャンパスとの違い
まずは、ベネッセホールディングスとパーソルキャリアが設立した合弁会社「株式会社ベネッセi-キャリア」が運営するdodaキャンパスを紹介します。
dodaキャンパスの最大の特徴は、大学1・2年生の低学層も多く登録していること。そのため、登録者数は約99万人と、国内最大規模のデータベースを保有しています。
キミスカとの主な違いは、以下の3点です。
違い①:低学年(大学1・2年)へ早期接触ができる
違い②:予算に応じて、定額制と成功報酬制を選べる
違い③:採用上限なしの無制限プランがある
dodaキャンパスは、このような企業におすすめです。
・早期から就職活動している優秀な学生に会いたい
・採用予定人数が多い
・低学年層にも早めに認知拡大をしたい
OfferBoxとの違い
新卒採用のダイレクトリクルーティングサービスといえば、株式会社i-plug(アイプラグ)が運営するOfferBoxも有名です。OfferBoxの主な特徴は、学生の利用者数が多いこと。2024年卒の登録者は24万人以上で、就職活動生の3人に1人が利用しています。
具体的に、キミスカとの違いを見ていきましょう。
違い①:スカウトを辞退された場合、ほかの学生に新たにスカウトを送れる
違い②:早期定額制プランと成功報酬プランの2つの料金形態がある
違い③:写真を何枚も登録できたりなど、学生のプロフィール欄の項目が多い
OfferBoxは、このような企業におすすめです。
・インターンシップや早期面接など、早くから学生にアプローチしたい
・より多くの学生にスカウトを送りたい
・学生のプロフィール画面をES代わりにしたい
まとめ
この記事では、キミスカの特徴や評判(口コミ)、料金や導入のメリットをお伝えしました。
「逆求人」とも呼ばれるように、今後は企業が学生を「選ぶ」のではなく、学生から「選ばれる」という企業側の意識が採用成功のカギとなりそうです。
学生にとってはニュースタンダードとなりつつあるダイレクトリクルーティングサービスですが、とくに中小企業にとっては未だ馴染みがないのも事実。レッドオーシャン化する前に、いち早くサービスのノウハウを蓄積するのはいかがでしょうか?
興味がある方は、ぜひ弊社の無料相談にお問い合わせくださいね。