新卒・中途採用を問わず、採用活動において不可欠な存在となった採用サイト。
その中でも最初に目を引くのがキャッチコピーです。
しかし、「どのようなものが学生の注目を引くか?」と悩んでいる人事・採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2024年の最新情報をもとに、効果のあったキャチコピーや実際に候補者に刺さりやすいキャッチコピーの作り方について解説します。
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日に日に変わりゆく新卒世代の採用において「市場トレンドの理解」が非常に重要です。
過去7年分の数値的なデータはもちろん、数多くの新卒採用支援を行なってきた弊社だからこその独自ノウハウをこの一冊に詰め込みました。
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なぜキャッチコピーが重要なのか?
電車や街中で何気なく見かけたキャッチコピーが、後になっても印象に残っている経験はありませんか。キャッチコピーは、企業の最初の印象を形成するため、人の記憶に残りやすいフレーズが使われています。
就職活動において、企業から提供される情報量は以前に比べて大幅に増加しています。求職者たちは、ホームページだけでなく、各種SNSを通じて企業の情報を得ています。
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さらに、新卒採用の場合、採用活動が早まっていることもあり、活動期間が長期化することも増えています。そうした中で、一つひとつの企業の印象が薄れてしまうのも、もはや仕方のないことかもしれません。
そこで、活用したいのが「一発で印象に残るキャッチコピー」です。印象的なキャッチコピーを活用することで企業の特徴を際立たせ、候補者に覚えてもらいやすくなります。
キャッチコピー 27選
株式会社ミギナナメウエ / 想像の、ミギナナメウエをいく
「世の中の想像を超え続け、近いうちに日本を代表する会社になる」という想いが込められています。事業領域にこだわらない複数のサービスを展開しています。
株式会社博報堂 / 答えは、きみの中にある。
引用:株式会社博報堂
日本を代表する広告代理店の株式会社博報堂は、メディア・コミュニケーション領域の課題を解決することに強みを持っています。
株式会社ログラス / 良い景色を作ろう。
引用:株式会社ログラス
株式会社ログラスは日本の「失われた30年」を、テクノロジーの力で、人間を超える速さ、正確さでデータを導き出し、経営の新しい答えに辿り着かせることをビジョンに掲げています。
株式会社GENDA / 世界中の人々の人生をより楽しく
引用:株式会社GENDA
世界一のエンターテイメント企業を目指している株式会社GENDAは「世界中の人々の人生をより楽しくしたい」というAspiration(アスピレーション=大志)を掲げています。
花王株式会社 / きれいをこころに未来に
引用:花王株式会社
株式会社花王は、地球環境や人の生命にも目を向け、生きとし生けるすべての「未来のいのちを守る」企業として、社会に欠かすことのできない存在をビジョンに置いています。
株式会社資生堂 / みんな、いい顔してる。
引用:株式会社資生堂
美の力でよりよい世界の実現を目指している株式会社資生堂は、自分らしく働けることを大切にしています。
東日本旅客鉄道株式会社 / 変えてゆく、超えてゆく。
引用:東日本旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社は、首都圏を中心に大量の路線を所有し、首都圏の通勤や通学などの旅客輸送をメインとしています。
カルビー株式会社 / 掘りだそう、自然の力。
引用:カルビー株式会社
カルビー株式会社は、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献することをビジョンに、様々な商品を出しています。
株式会社リクルートホールディングス / すべては好奇心から始まる。
株式会社リクルートホールディングスは、個人と企業をつなぎ、より多くの選択肢を提供することで、「まだ、ここにない、出会い。」を実現してきました。
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パーク24株式会社 / さあ、新時代の立役者になろう。
引用:パーク24株式会社
パーク24株式会社は、「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」をビジョンに、タイムズパーキング事業を展開しています。
株式会社ロッテ / ロッテノベーションで未来を創ろう。
引用:株式会社ロッテ
株式会社ロッテは、お菓子やアイスにイノベーションを起こし、日本の食を、食習慣をよりよいものに導く活動。既成概念に一切とらわれることなく、イノベーションを起こし続ける人材を積極募集しています。
電通株式会社 / キミはどんな先駆者になる?
引用:電通株式会社
電通株式会社は、博報堂と並んで広告代理店の二大巨頭として知られています。多様な視点を持つ人々とつながりながら、かつてないアイデアやソリューションを生み出し、社会や企業の持続的な発展を実現を目指しています。
株式会社ニトリホールディングス / 君の夢は、君を創る。
株式会社ニトリホールディングスは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマン(志)を社員一人ひとりが企業行動の原点として共有しています。
freee株式会社 / スモールビジネスから、もっと社会をおもしろくする。
引用:freee株式会社
freee株式会社は、自分らしく経営している、カッコいいスモールビジネスが溢れる社会を目指しています。
株式会社YOUTRUST / 信頼でつながる日本のキャリアSNS
引用:株式会社YOUTRUST
株式会社YOUTRUSTは、「日本のモメンタムを上げる偉大な会社を創る」をビジョンに、ビジネス特化型のSNSサービスを創っています。
カバー株式会社 / つくろう。世界が愛するカルチャーを。
引用:カバー株式会社
カバー株式会社は、「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」というミッションを掲げており、VTuberからメタバースまで、バーチャル領域のビジネスを世界で展開しています。
株式会社スタイル・エッジ / 共に創り、共に育つ。
引用:株式会社スタイル・エッジ
株式会社スタイル・エッジは、士業・医業に特化した総合人材コンサルティング事業を展開しています。他にも、インフラ領域やマーケティング領域の事業も行っております。
株式会社HERP / 日本の採用をつくりなおすチャレンジに、あなたも。
引用:株式会社HERP
株式会社HERPは、「採用を変え、日本を強く。」というミッションに掲げ、新しい採用のあり方を提案し続けます。自社独自の採用管理システムやタレントプールシステムを導入しています。
ナイル株式会社 / 未来を切り拓く、変革者たちが集う場所。
引用:ナイル株式会社
ナイル株式会社は、BtoB向けにデジタルマーケティングの支援を行っています。2023年には、東京証券取引所グロース市場へ新規上場いたしました。
株式会社10X / 毎日の生活を支える買い物に、新たな選択肢を。
引用:株式会社10X
株式会社10Xは、小売チェーン向けECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供しています。ライフや薬王堂など日本を代表する小売店も使用しています。
株式会社レゾナック / 変化は、熱を生む。
引用:株式会社レゾナック
株式会社レゾナックは、日本の大手化学メーカーで、化学素材製品や機能材料、先端部品・システムなどの研究・開発・製造・販売などを行っています。
株式会社メディアフォース / エンジニアを超えた存在へ
引用:株式会社メディアフォース
株式会社メディアフォースは、システムコンサルティング・デザインサービスや、データマネジメントソリューション事業を展開しており、顧客に合わせた最適なシステムを展開しています。
株式会社令和トラベル / 旅行のあたりまえを、変えていく
引用:株式会社令和トラベル
株式会社令和トラベルは、海外旅行予約アプリサービスを提供しています。具体的には従来の海外旅行ツアーにおける業務プロセスのDX化に向けて、アプリの開発を進めています。
味の素株式会社 / 動かしたい心がある。
引用:味の素株式会社
味の素株式会社は、うま味調味料の「味の素」で知られる日本を代表する食品会社です。 売上高は1兆円を超え、調味料、加工食品を中心に世界中に提供しています。
オリックス株式会社 / 未来を担う、覚悟はあるか?
引用:オリックス株式会社
新しいビジネスを追求し、先進的な商品・サービスを提供する金融サービスグループです。現在では法人金融を中心に、産業/ICT機器、不動産関連、銀行、生命保険など多角的に事業を展開しています。
トゥモローゲート株式会社 / 変な会社にしたいので変な社員を募集します
引用:トゥモローゲート株式会社
トゥモローゲート株式会社は、企業ブランディング事業を主業務とする日本のコンサルティング企業です。「ブラックな企業」というキャッチフレーズでSNSで注目を浴びています。
魅力的な採用キャッチコピーの作成手順
キャッチコピーの重要性が理解できたところで、魅力的なキャッチコピーを作成する手順について詳しく解説します。
STEP①:ペルソナを設計する
まず、自社がどんな人材を求めているのか具体化するために、ペルソナを設計しましょう。
ペルソナは、年齢層・性別だけでなく、居住地、家族構成、趣味、能力や考え方、仕事に対する希望など、詳細な設定が必要です。これにより、求めている人材に刺さりやすいキャッチコピーを作ることができます。
一方でペルソナを立てずに、不特定多数に刺さるキャッチコピーを作成してしまうと、自社のターゲットでない人物から応募が来たり、またはキャッチコピーに魅力を感じられず応募数が伸びないということもあります。
ペルソナを設計することで母集団の質も上がるので、必ず設計しましょう。
STEP②:最も伝えたいことを明確にする
ペルソナを設計したら、会社の理念や方針、風土、福利厚生、仕事内容など、複数の要素から一番強く伝えたいことを選びます。
このとき、短い文章を使ったり、あえて漢字をひらがなにしたりするなど、視覚的な工夫を行うことで、より一瞬で印象に残りやすいキャッチコピーを作ることができます。
また「自社独自のワード」を作成することも効果的です。
例えば、株式会社ロッテは「ロッテノベーション」というワードを作り、候補者の興味を惹くことに成功しています。
伝えたいことは山ほどあると思いますが、その中でも自社が大切にしている価値観や、今いるメンバーが何をきっかけに入社を決めたのかなど、様々な情報をもとに伝えたいことを決めましょう。
STEP③:伝えたい内容をもとにキャッチコピーを作る
伝えたい内容が決ったら、それをもとにキーワードを選定していきましょう。
ポテトチップスで有名なカルビー株式会社は、新鮮なジャガイモからポテチを作っています。これをヒントに「掘りだそう、自然の力。」といキャッチコピーを作りました。
ジャガイモや自然の力を、そのままキーワードとして使うのではなく、比喩表現を用いて作成したことで、記憶に残りやすいキャッチコピーを作っています。
印象に残りやすいキャッチコピーの特徴
キャッチコピーの作り方をわかった上で、より応用的なテクニックについて解説します。
漢字・ひらがな・カタカナの比率
漢字2:ひらがな7:カタカナ1
上記が最も見やすい文章の黄金比と言われています。漢字をたくさん使うからと言ってかっこいい文章ができるわけではなく、一方でひらがなばかりだと読みにくく、頭に入りづらいです。
少し激しい表現かもしれませんが、「もはや脳死でも分かる文章」にするためには、黄金比を意識して文章を作ることが重要です。
口語的な文章にする
キャッチコピーは、口語的な表現が伝わりやすいと言われています。
なぜなら、交互的な文章は親しみを感じさせ、まるで会話しているかのように感じるため、人々の心に残りやすくなるからです。
特に口語的なキャッチコピーのなかで、疑問文は効果的とされています。疑問を提示されると、答えを自然に見つけようとする人間の心理をつかむことができるからです。
印象に残るキャッチコピーを作りたい場合は、口語的な表現や、疑問文を取り入れてみると良いでしょう。
好奇心をあおる
好奇心とは、 珍しいものや今まで出会ったことがないものに興味を持ち、もっと知りたいとなる心理のことを指します。
例えば、偏差値40しかなかったギャルが慶應に合格した話を書籍化した「ビリギャル」は、社会現象となるくらい日本に大きなインパクトを与えました。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
この文言は、慶應義塾大学は進学校出身の頭のいい人しか合格できないという固定概念の中がある中で、それを払拭され、偏差値40でも努力をすれば受かることができるということがわかり、非常に好奇心を煽られる文言です。
人間の好奇心をしっかり煽ったキャッチコピーをつけた結果、現在も人気の作品として残り続けています。
恐怖や不安をあおる
一昔前に流行った林修先生の「いつやるか?今でしょ!」のキャッチフレーズは、まさに恐怖や不安をあおるキャッチコピーです。
キャッチコピーを考える際、どうしても肯定的な文言を使いがちですが、実は問題点を突いたりやネガティブなワードを利用するのもおすすめです。
実際、一般的に人は「新たな利益を得る」よりも「損失を回避する」ために動く傾向があります。これはプロスペクト理論として学術的にも知られています。
キャッチコピー制作のテクニックとして、敢えて問題を強調することで、ユーザーに「損失」を感じさせることがあります。未来に「失われてしまうもの」を強調することで、入社しなか未来の損失を想像させるのです。
キャチコピーを作成するメリット
ミスマッチを防げる
キャッチコピーに、企業が期待する人物像や雰囲気を取り入れると、企業に対する印象がより具体的になります。これにより、求職者は自分に合ったかどうかを判断しやすくなります。
企業への印象が曖昧なままだと、応募者が多くても、必ずしも求める人材が集まるわけではありません。
キャッチコピーに事前に求める人材に訴えるキーワードを組み込むことで、結果的に応募者の質を統一でき、ミスマッチが起きにくくなります。
ブランディングになるため
キャッチコピーに企業の雰囲気やビジョン、独自の特徴が反映されていれば、他社との差別化が生まれ、ブランディングの向上に寄与します。
ブランディングは、他社と異なる独自の価値を顧客に認識させることを指しますが、これは採用においても同様です。
企業固有の魅力や強みをキャッチコピーに盛り込むことで、求職者に対して企業の存在感を強調し、印象づけることができるでしょう。
まとめ
キャッチコピーは採用において、とても重要な役目を果たしています。
星の数ほどある企業の中で、自社を認知を広げるためには、候補者の記憶に残りやすいフレーズを提供する必要があります。
自社が最も伝えたいキーワードを選定し、そこから漢字・ひらがな・カタカナの比率や、ペルソナのどんな感情をあおる表現を取り入れたいのかなどを決めていきましょう。
もし決めたキャッチコピーの反応が悪い場合には、ABテストを繰り返したり、広報や人事だけで決めずに社内アンケートを取るなどして、メンバーから協力をしてもらいましょう。