「機会創出とインパクト可視化によって、可能性を広げ、未来をつくる」 をミッションに、国内およびフィリピンをはじめとする新興国でインパクトファイナンスやインパクト可視化の事業を展開するインパクトサークル株式会社。
企業や個人がどのような社会的なインパクトを起こしうるのかを見える化することで、これまでにないお金の流れを生み出し、投資や活躍の機会が広がる社会を創造することを目指しています。
同社では2024年7月に即戦力RPOを導入以降、ダイレクトリクルーティング代行や採用広報など、採用活動の幅を広げ
- 事業開発2名
- リサーチャー2名
- バックオフィス1名
- 経営幹部候補(フィリピン)1名
など上記4ポジションの採用を2025年3月末までの約半年でサポートしました。今回は、経営企画部の前谷様に、即戦力RPO導入の背景や当時抱えていた課題、導入後の成果について伺いました。
ニーズを元にした的確な採用戦略の提案が導入の決め手に
-サービス導入前は、採用活動においてどのような課題を抱えていたのでしょうか?
大きく二つの課題がありました。
まず一点目は、採用活動を業務委託1名だけで進めていたため、採用活動に割けるリソースが限られていたことです。実際、当時は安価なエージェントサービスや無料のダイレクトリクルーティングサービスを利用していましたが、十分に活用しきれていませんでした。
二つ目の課題は、採用戦略の立て方や人材採用に関するノウハウが不足していたことです。そのため、リファラル採用は行っていたのですが、それ以外の手法での採用はまったく行えていませんでした。
-即戦力RPOを導入した背景を教えてください。
RPO導入にあたって、実は10社近くの企業からお話を伺っていました。その中でも御社は、人材採用の知識がほとんどない私たちに対し、「そもそも何が課題なのか?」という、これまで言語化できていなかった部分を整理してくださり、大きな安心感につながったのを覚えています。
また、ほかの企業が「採用戦略に基づいたスカウト代行」などを中心に提案される中、御社はまず私たちのニーズを引き出し、そのうえで採用広報を含めた戦略全体を一緒に考えてくださった点が魅力的でした。
さらに、弊社と同じような規模感のスタートアップ企業での成功事例を共有していただけたことで、「このような風にサポートしてもらえるのか」という具体的なイメージを持つことができたのも、大きな決め手になりました。
採用広報とスカウトの強化で、事業の中核を担う6名を採用
-サービス導入後の成果はいかがでしたか?
おかげさまで、事業開発とリサーチャーがそれぞれ2名ずつ、さらにフィリピンの経営幹部候補やバックオフィス人材を採用することができました。
なかでも、リサーチャーのうち1名はもともとデザイン業務の経験がある方で、対外向けの「インパクトレポート」の制作を担当していただいています。効果的なデザイン設計・制作から顧客支援にも関わっていただけており、非常に心強い存在です。
また、以前は「顧客にどのような価値を届けるのか」という方向性が少々曖昧な部分がありましたが、今回の採用で強いメンバーが加わったことで、「弊社だからこそ価値を提供できる領域」への視点がクリアになってきており、企業として前に進んでいる実感があります。
また、ここに至るまでの具体的な施策としては、Wantedlyの社員インタビュー記事などを活用した採用広報の強化や、深澤さん(弊社採用コンサルタント)にスカウトを積極的に打っていただいたことで、これまでとは比べものにならないほど多くの候補者にアプローチできるようになりました。
-サービス全体を通しての評価を教えてください。
全体的に、大変満足しています。
具体的には、「どのようなメッセージを出していくべきか」といった部分も含め、管理シートや資料を作成・活用することで、候補者やエージェントに「どのような会社か」を明確に伝えることができたので、とても助かりました。
弊社が展開する「インパクト領域」は、口頭での説明だけでは伝わりにくい部分がありましたが、noteやnotionコンテンツ作成やエージェントとのコミュニケーション手段を確立していただいたことが非常に大きかったです。具体的には、「どのようなメッセージを出していくべきか」といった部分も考えながら、管理シートや資料を作成・活用することで、候補者やエージェントに「どのような会社か」を明確に伝えることができました。
また、当初は「弊社にはこういう候補者が合いそう」といったイメージを漠然としか持てていなかったのですが、御社のサポートのもとでカジュアル面談を重ねる中で、当初思っていた候補者像と理想のターゲットのずれにも気付けました。このように、採用ターゲットの解像度が徐々に上がったことも非常に大きかったと感じています。
採用ターゲットの解像度が高まったことで、どの媒体にアプローチすればどれくらいの候補者に会えるのか、というような「採用媒体への理解」も深まりました。
「現在のフェーズにおいては、この媒体がマッチしている」「この媒体は候補者に会えるけれど、コストが高くて継続利用は厳しい」といったように、PDCAをしっかり回しながらノウハウを蓄積できたという実感があります。
また、契約期間について当初は2〜3ヶ月を予定していたものの、急遽延長していただき、弊社の状況に合わせて柔軟に対応していただけた点も大変ありがたかったです。
-弊社コンサルタントのサポートはいかがでしたか?
とても感謝しています。
たとえば、「スカウトにおいて別の施策を検討したい」という課題に対して、Wantedlyのエージェント向け資料を提案していただくなど、我々の課題意識やフェーズに応じて適切な解決策を次々と提案していただいた点が非常によかったです。
また、何よりもありがたかったのは、レスポンスの速さと、弊社側の業務を積極的に巻き取ってくださったことです。とくにスカウトに関しては、我々だけでは対応できなかった部分に関して手厚いサポートをいただいた結果、理想的な候補者に会うことができたので、大変助かりました。
さらに、使用している媒体の返信率など、他社との比較を踏まえた具体的なデータを提示していただいたこともありがたかったです。競合の採用状況など、市場感を把握できたことで、今後の採用活動の方向性をより明確に打ち出せるようになったことが大きな安心感につながりました。
早期に人材確保が必要な採用ノウハウやリソースが不足している企業におすすめ
-即戦力RPOは、どういった企業におすすめだと思われますか?
「採用のノウハウやリソースが不足している一方で、事業が拡大し、早期に人材を確保しなければならない」といった、私たちと同様の状況にある企業には、ぜひおすすめしたいです。そのような企業にとって、人材確保は時間との戦いとなるため、御社のサービスは非常に頼りになると感じています。
弊社も今後の事業拡大に伴い、新しい事業の責任者やエンジニア人材のニーズが出てくる可能性があります。その際には、またご相談させてください。
-貴重なお話、ありがとうございました!また一緒に採用活動をさせていただける機会を楽しみにしております!