ダイレクトリクルーティング(スカウト採用)は、求人サイトやエージェントの仲介を通さず、求める人材へ直接スカウトする採用形態で、近年注目度を上げています。
そんなダイレクトリクルーティングのサービスの中でも、iroots(アイルーツ)は「新卒向けのダイレクトリクルーティングサービス」として、独自の検索システムや登録者の質の高さが特徴です。
そこで本記事では、irootsの特徴やメリットやirootsを利用する学生のリアルな口コミ、導入すべき企業の特徴も紹介します。
新卒のダイレクトリクルーティングを検討している企業の採用担当者様は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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iroots(アイルーツ)とは
iroots(アイルーツ)とは、エン・ジャパン株式会社が運営する新卒向けのスカウトサービスです。
企業側から学生の詳細なプロフィールを見て、直接スカウトを送ることはもちろん、学生側からも「スカウトリクエスト」という形で企業へアピールすることも可能で、企業・学生の双方にとって効率的な就活を実現したツールと言えます。
ただし、iroots はすべての企業が利用できるわけではありません。企業側はirootsが独自に定めた審査を通過する必要があり、通過率はわずか10%です。さらに、利用社数も400社以内に限られているため、導入したいからといってすぐに導入できるわけではない点に注意しましょう。
iroots(アイルーツ)の特徴
irootsには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、irootsの特徴を以下の3つに分けて紹介します。
- 学生のプロフィールが充実している
- 詳細な条件から学生を検索/絞り込みできる
- 優秀な学生(ユーザー)が多い
特徴①:学生のプロフィールが充実している
irootsの特徴の1つ目は、学生のプロフィールが充実していることです。
irootsでは、学生は自身のプロフィールを最大6,000字まで記入できます。
通常の職務経歴書などでは、学生の人間性を知る要素は数百字の自己PRしかありません。しかし、irootsの学生プロフィールには幼少期から現在、また将来的なビジョンまで詳細に記されているので、学生のプロフィールをより詳しく知ることができます。
また、6,000字というボリュームなので、学生の言語化能力なども読み取ることができます。
特徴②:詳細な条件から学生を検索/絞り込みできる
irootsの特徴の2つ目は、詳細な情報から学生を検索/絞り込みできることです。
irootsは、企業のニーズと学生の特性をマッチングさせるための検索プログラムを活用しています。これはiroots独自の検索プログラムで、自然言語処理を利用したロジックが特徴です。
6,000字以内の学生プロフィールのテキストから把握できる言語処理技能や、キャリア志向、性格や価値観など、およそ37項目の定量指標で診断します。
このようにirootsでは、学生の詳細な情報から人材を絞り込むことが可能です。
特徴③:優秀な学生(ユーザー)が多い
irootsの特徴の3つ目は、優秀な学生(ユーザー)が多いことです。
irootsに登録している学生の約7割は、出身が関関同立・GMARCH以上です。また、起業や長期インターンを経験した学生が多いことも特徴的です。
さらに、プログラミングや開発の知識を持った学生も多く集まっているため、専門性を持った人材を探す際にもピッタリです。
iroots(アイルーツ)の評判/口コミ
続いては、実際にirootsを活用している企業の担当者の方の評判/口コミを「良い評判」と「悪い評判」に分けて紹介します。
良い評判
irootsの良い評判①:プロフィールから学生の人間性が見えやすい |
プロフィールを細かく書いている人に関しては、本音を書いてくれているなという印象です。就職活動における本音を書いている人もいれば、就活関係なしにありのままの本音を書いている人もいますし、その深さもさまざまなので、本音を書くにしてもいろいろな書き方があるんだなと感じています。 |
irootsの良い評判②:優れた検索性で学生のスキルを見極められた |
一番の魅力は検索性です。検索項目が多いので、プログラミング経験やフリーワードを組み合わせて自由に検索を行うことができるので、いろいろな切り口で学生を探せるところがとてもいいなと思います。irootsであれば、例えばある程度のコーディングスキルが求められるインターンと、そうではない本選考でスカウトを送る学生を変えたり、という使い分けができるので助かっています。 |
irootsの良い評判③:学生一人ひとりの特性を見出せる |
irootsは、ダイレクトリクルーティングの中でも特に学生一人ひとりの特性を見極めるための助けになるツールだと感じています。ダイレクトリクルーティングを選ぶ際には、「個々の人物像がより深く見える」ことを重要視しました。Irootsに登録する学生は、とてもボリュームがあるプロフィールの記入を求められます。登録した学生の詳細なプロフィールが閲覧できるので、経験や考え方を理解する上でとても役に立っています。 |
悪い評判
irootsの悪い評判①:口コミサイトと連携しないといけない |
irootsに登録するためには、口コミサイトと連携する必要があります。それだけなら、口コミから改善点を見つけられるので有難いのですが、掲載されるのは決していい口コミだけではありません。中には企業の評判が落ちてしまうような口コミもあります。口コミサイトは、irootsを利用する学生も見るので、企業は少なからずリスクを抱えることになります。 |
irootsの悪い評判②:スカウトメールに慣れるまでに時間がかかる |
irootsはダイレクトリクルーティングなので、企業側から学生にスカウトメールを送るのですが、そのシステムに慣れるまでに時間がかかりました。これまでは応募を待ち、書類や面接などで採用することに慣れていたからです。スカウトに慣れている方はいいですが、そうでない人は文面を考えるのに時間がかかり、作業効率が下がってしまうこともあると思います。 |
irootsの悪い評判③ 学生プロフィールに比べて企業情報の入力欄が少ない |
難しいなと思っている点は、私たち企業側の本音をどのようにして見せていくかということです。irootsにも企業情報入力する箇所はありますが、私たちの本音がどこまで伝わっているのかなと感じる部分はありますし、企業側はもっと本音を伝えていく必要があると思っています。学生はあそこまでプライベート情報を書いてくれているのに、企業側があまり情報を開示しないのはフラットではないですからね。 |
企業がiroots(アイルーツ)を導入するメリット
irootsには優秀な学生が多く集まっているため、企業はより効率的に必要な人材を選ぶことが可能です。
ここでは、企業がirootsを導入するメリットを以下の3つに分けて紹介します。
- 自己分析が完了している学生が多い
- 面接前に学生の内面を詳細に把握できる
- 優良企業として認定してもらえる
メリット①:自己分析が完了している学生が多い
企業がirootsを導入するメリットの1つ目は、自己分析が完了している学生が多いことです。
irootsには無料で利用できる自己分析ツールがあります。学生の中には、それを利用するためだけにirootsに登録している方もいるほどです。
もちろん、自己分析ツールを利用した上で、irootsで就職活動を進めている学生も少なくありません。
そのため、irootsに登録している学生の多くが自己分析を完了していていると言えます。
メリット②:面接前に学生の内面を詳細に把握できる
企業がirootsを導入するメリットの2つ目は、面接前に学生の内面を詳細に把握できることです。
最近では、内面診断系の機能が備わっている就活サービスが増えてきていますが、irootsの診断項目は37にものぼるため、他のサービスよりも詳細な内面分析が可能です。
そのため、企業側は面接前に学生の詳細な内面を把握でき、学生の絞り込みにおける工数削減はもちろん、採用後のミスマッチの減少にもつながります。
メリット③:優良企業として認定してもらえる
企業がirootsを導入するメリットの3つ目は、優良企業として認定してもらえることです。
先述したとおり、irootsに登録できる企業は、全国で400社以内に限られています。
登録にはiroots独自の審査を通過しなければならないため、「irootsを利用できる企業」というだけで一種のブランドになるのです。
そのため、学生側からの信頼度の高さはもちろん、世間的にも「優良企業」として認定してもらえる可能性が高いと言えます。
企業がiroots(アイルーツ)を導入するデメリット
irootsを導入する主なデメリットとして、口コミサイトと連携しなければいけないことがあります。
企業がirootsを利用するためには、エン・ジャパン株式会社が運営する口コミサイトと連携し、口コミの内容に応じて見解や改善点を開示しなければいけません。そのシステム自体は、企業側にとって改善点を見つける良い機会となります。
しかし、口コミの内容によっては企業の評判が落ちてしまう可能性があり、そうなればirootsを利用する学生に悪い印象を与えかねません。
iroots(アイルーツ)の費用/料金プラン
irootsの利用料金は非公開となっています。
わかっていることとして、料金プランは「初期費用+成功報酬」となっており、契約通数が多いほど割安になるという仕組みです。また、成功報酬は契約プランによって異なります。
そのほかにも、「個別スカウト」や、「スカウトリクエストに対する返信」のみのプランもあります。
また、料金の基準として「年間の運用と300通のスカウトメール送信」でおよそ100万円前後の利用料がかかるようです。
詳しくはirootsの相談窓口にお問い合わせください。
iroots(アイルーツ)を導入すべき企業の特徴
irootsは、企業に必要な人材を効率的に見つける際に有効なツールです。
ここでは、irootsを導入すべき企業の特徴を2つに分けて紹介します。
特徴①:同業界に競合が多い
irootsを導入すべき企業の特徴の1つ目は、同業界に競合が多い企業です。
同業界に競合が多ければ多いほど、求める人材の獲得も難しくなり、場合によっては企業の求人情報が他社に埋もれてしまう可能性があります。
また、求めている人材の獲得も、競合が少ない業界に比べて困難です。
irootsでは、気になる人物に直接スカウトできるので、求職者の応募を待つ時間を無駄にせず、かつ競合他社より先に優秀な人材にアプローチすることが可能です。
特徴②:採用したい人材像がピンポイントで決まっている
irootsを導入すべき企業の特徴の2つ目は、採用したい人材像がピンポイントで決まっている企業です。
irootsに登録している学生は非常に多く、そこから特定の人材を見つけることは容易ではありません。
しかし、irootsの検索システムを利用すれば、企業の求めるスキルや人物像を詳細に絞り込めます。
これによって自社に合った人材を効率良く探すことが可能です。
まとめ:irootsを導入して採用を成功させよう
今回はirootsの特徴や評判について解説しました。
学生からの応募を待たず、企業側から人材をスカウトできるダイレクトリクルーティングサービスの中でも、irootsは登録している学生の質の高さ、そして検索システムの緻密さが大きな魅力です。
また、irootsの登録企業は400社に限られているため、登録されれば「優良企業」としてのブランディングも獲得できます。
企業にマッチした優秀な人材を探している場合は、ぜひirootsの利用を検討してみてください。