少子高齢化の影響から新卒市場はますます売り手市場になり、従来の学生からの応募を待つやり方ではなく、企業から学生にアプローチする手法が一般的になりました。
その中で注目を集めているのがダイレクトリクルーティングサービスです。これまで主に中途採用で使用されてきましたが、新卒採用でも活用され始め、今では複数の媒体が存在しています。
今回は新卒採用でおすすめのダイレクトリクルーティングサービスについてご紹介します。サービスの特徴だけでなく、料金やメリットデメリットについても解説がありますので、参考にしてみてください。
ダイレクトリクルーティングとは
ダイレクトリクルーティングとは企業から候補者に直接アプローチする”攻め”の採用手法です。
これまでは複数の応募者の中から、自社にマッチしている人材を選んでいましたが、最近は自社の条件にマッチしている学生に直接声をかけ、採用に繋げるという手法をとっています。特に優秀な学生は競争が激しく、学生からの応募を待つ”受け身”の体制では採用が難しいです。
このように売り手市場が加速する現代では、中途だけでなく、新卒採用でもダイレクトリクルーティングを利用することが一般的になり、今後ますます注目を集めるでしょう。
最近では、ダイレクトリクルーティング以外にも、「SNS採用」や「リファラル採用」など、トレンドの採用手法を取り入れることが重要とされています。併せて下記の記事も参考にしてみてください。
【新卒採用】おすすめのダイレクトリクルーティング13選
新卒採用でおすすめのダイレクトリクルーティング媒体をご紹介いたします。特徴やコストも詳しく解説していますので、自社に最適な媒体を見つけてみてください!
OfferBox(オファーボックス)
画像引用:OfferBox 公式HP
特徴
OfferBox(オファーボックス)は、気になる学生に直接オファーを送信できるダイレクトリクルーティング媒体で、就活生の2人に1人が利用し、5年連続学生利用率No. 1を獲得しています。学生の受け取れるオファー枠が限られているため、スカウトが埋もれることを防げます。
料金
成功報酬型プランと早期型プランの2種類があります。
成功報酬プラン・・・38万円/1名
早期定額型プラン・・・3名枠:75万円/5名枠:125万円/10名枠:250万円
※採用予定人数を超過した場合は1名につき38万円のお支払いが必要です。
メリット
20万人の利用者と充実したデータベースを有しており、多種多様な学生と出会うことができます。操作方法もシンプルで使いやすいので、初めて新卒採用を行う企業や、採用単価を抑えたい企業におすすめです。また、適性検査機能がついているため、表面的なスキル面の部分だけでなく、カルチャーマッチや仕事に対する考え方など、内側の部分も見極めることができます。
デメリット
人気の学生はオファー枠がすぐに埋まってしまうため、タイミングを見てオファーを送付する必要があります。タイミングを逃さないためにも、オファー検討中リストにターゲットを登録し、枠が空いたかどうか適宜チェックしないといけません。
キミスカ
画像引用:キミスカ 公式HP
特徴
学生の6割以上が、国公立・GMARCH出身です。スカウトは「ゴールド」「シルバー」「ノーマル」の3種類に分かれており、スカウトの種類によって、送れる数やレア度が異なります。
料金
成功報酬型プランと早期型プランの2種類があります。
成功報酬プラン・・・35万円/1名
早期定額型プラン・・・3名枠:75万円/5名枠:125万円/10名枠:250万円
※採用予定人数を超過した場合は1名につき38万円のお支払いが必要です。
メリット
毎月「ゴールドスカウト」50通、「シルバースカウト」150通、「ノーマルスカウト」1,000通まで送付することができ、各スカウトでレア度が異なります。スカウトのランクで希少度が異なるため、ゴールドスカウトに近いほど高い返信率を期待することができます。
デメリット
スカウト付与数が多い分、流通量も多いためスカウトメールが埋もれてしまうことがあります。そのため初回送付だけでなく、再送スカウトも活用して候補者にアプローチすることが必要です。
dodaキャンパス
画像引用:dodaキャンパス 公式HP
特徴
新卒対象者だけでなく、大学1年生から4年生まで登録することができるため、総登録者数99万人と、幅広いデータベースを保有しています。(2023年9月時点)
早期内定制度は、就活生以外にも幅広くアプローチできるため、早期化対策をしている企業にとってはメリットに感じるでしょう。
料金
定額制プランと成功報酬制プランの2種類があります。例外で新規契約企業を対象に採用上限無制限の初年度限定プランがあります。
定額制プラン・・・3名枠:60万円/10名枠:110万円/初年度限定無制限:75万円
成功報酬制プラン・・・
【早期】成功報酬プラン:初期費用30万円+1名採用につき30万円
【ノーマル】成功報酬プラン:初期費用0円+1名採用につき30万円
メリット
豊富な学生のデータベースを持っているため、採用予定人数が多い場合にメリットを感じられるでしょう。さらに他のダイレクトリクルーティングと比較して、媒体の利用料が安いため、採用の予算を抑えたい企業にはおすすめです。
デメリット
学生は200通までスカウトを受け取ることができるため、すべてのスカウトに目を通すことが難しく、スカウトを送付してもみられないまま埋もれることが多いです。
みん就スカウト
画像引用:みん就スカウト 公式HP
特徴
日本最大級の新卒採用クチコミサイトとして活用されています。学生の就活を通じで感じた企業の口コミを見ることができます。プロフィールを登録する際に一問一答式の質問が渡され、大学や機能している職種・働き方などを指定します。企業はその答えをもとに、100個以上の項目からターゲットの学生を絞ります。
料金
非公開のため、詳細は公式サイトにお問い合わせが必要です。
メリット
みん就スカウトは、100以上のセグメントからターゲットを厳密に絞り込むことができ、自社に適した学生を迅速に見つけることができるシステムです。また、特別選考案内や説明会優先案内などの特典付きのスカウトを送付できるため、特別感の出るスカウトで返信率を上げることができます。
デメリット
媒体に関しての口コミがあまり多くないため、そもそも利用者数が少ない可能性があります。学生から口コミサイトの認識が強く持たれているため、導入を検討している企業は、他の媒体も並行して活用することが望ましいでしょう。
LabBase(ラボベース)
画像引用:LabBase 公式HP
特徴
理系の学生に特化したダイレクトリクルーティング媒体で、登録者の約88%がMARCH以上の学生です。中途だけでなく、新卒でもIT人材のニーズが増加しているため、これから導入する企業が増える見込みです。
料金
非公開のため、詳細は公式サイトにお問い合わせが必要です。
メリット
スカウト開封率90%、平均返信率が30%前後と、他のスカウトサービスと比べても返信率が高いです。理系学生にフォーカスして新卒採用を行う企業にとっては、ターゲットの絞り込みが容易になるため、工数を削減することができます。
デメリット
スマホアプリがないため、LabBaseへのアクセスにはウェブブラウザを利用する必要があります。ブラウザを使用する際には都度ログインが必要であり、即座に利用できないことから学生の利用率が低下する恐れがあります。
Wantedly(ウォンテッドリー)
画像引用:Wantedly 公式HP
特徴
「共感の採用」を打ち出しているため、企業のビジョンや働き方に共感してくれるカルチャーマッチした学生と出会うことができます。さらに「ストーリー記事」や「ミートアップ」などの採用広報機能が充実していることから、知名度が低い企業でも、広報を通じて学生の興味を惹くことができます。
料金
初期費用なしの月額制の媒体で、「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3種類のプランがあります。プランによってスカウト付与数が異なります。
ライトプラン
6ヶ月契約・・・利用料30万円/毎月5万
12ヶ月契約・・・利用料54万円/毎月4.5万
24ヶ月契約・・・利用料96万円/毎月4万
レギュラープラン
6ヶ月契約・・・利用料60万円/毎月10万
12ヶ月契約・・・利用料108万円/毎月9万
24ヶ月契約・・・利用料192万円/毎月8万
プレミアムプラン
6ヶ月契約・・・利用料120万円/毎月20万
12ヶ月契約・・・利用料204万円/毎月17万
24ヶ月契約・・・利用料336万円/毎月14万
メリット
大学1~2年生も多く登録しているため、早期から就活をはじめている学生にアプローチをすることができます。また、成功報酬のかからない月額制の媒体であるため、採用すればするほど採用単価を抑えることができます。
デメリット
一度設定して終わりではなく、ストーリー記事や求人票の定期的な更新が必要なため、人事の工数が必要です。また、Wantedly独自のアルゴリズムがあるため、使いこなすまでには一定の期間がかかるかもしれません。
iroots(アイルーツ)
画像引用:iroots 公式HP
特徴
プログラミングスキルや保有資格に基づいて学生を検索できるため、研究職やエンジニア職を採用したい企業におすすめです。一方で、審査を通過した企業のみ利用できるハイクラスのダイレクトスカウトサービスです。
料金
非公開のため、詳細は公式サイトにお問い合わせが必要です。
メリット
旧帝大や有名私大などの優秀な学生が多く、ポテンシャル人材の採用に非常に適しています。性格・価値観診断がついているため、スキル面だけでなく仕事に対する向き合い方や、強み弱みをデータで把握することができます。
デメリット
審査に受かった企業のみ利用することができる媒体です。審査は「本業主観正義性」「会社の成長性・将来性」「20代の成長環境」の三つの要素から決定されます。
ONE CAREER CLOUD(ワンキャリアクラウド)
特徴
2023年には利用企業が2200社を超え、大手企業から中小企業、ベンチャーまで、企業規模を問わず広く活用されています。加えて、学生の利用率も高く、就活生の60%以上がこのサービスを活用しています。
料金
「ライトプラン」と「スタンダードプラン」と2つのプランがあります。イベントの掲載数や、注目企業の掲載有無によって料金が異なります。
ライトプラン
初期費用30万円+利用料10万円/月
スタンダードプラン
初期費用30万円+利用料30万円/月
メリット
リアルな選考体験のクチコミを見ることができるという理由から、多くの学生が活用しています。そのため会員数が多く、企業は多くの学生にアプローチすることが可能です。
デメリット
必ずしも肯定的な口コミばかりではないため、中には自社の悪い口コミもあります。この悪い口コミは、人事担当者の面接態度やレスの速さなどが影響されるため、面接や候補者対応は気をつけましょう。
Matcher Scout(マッチャースカウト)
画像引用:Matcher Scout 公式HP
特徴
OB・OG訪問のマッチングサービス「Matcher」のデータベースを利用したダイレクトスカウトサービスです。OB・OG訪問を目的とする学生が参加しているため、積極的で行動力の高い人材が多い特長があります。また、人材選定やスカウト送信、日程調整などの事務作業は、専任スタッフが全て代行してくれるため、手間をかけずに運用をすることができます。
料金
初期費用は一切かからず、プランは成功報酬型のみ用意されています。
成功報酬費用・・・80万円/人
メリット
日程調整やスカウト送付などの事務的業務はすべて媒体のCSが代行してくれるため、人事の負担が軽減されます。リソースが不足している企業や、コア業務に専念したい人事とってはメリットのあるサービスでしょう。
デメリット
事務的な作業を負担してくれるということもあり、採用単価が他媒体と比較してかなり高めです。また、登録社数も5万人(22卒)に留まりますので、大量の採用を予定している場合は、他の媒体と併用することをおすすめします。
CheerCareer(チアキャリア)
画像引用:チアキャリア 公式HP
特徴
「CheerCareer」は、主にベンチャーや成長企業を希望する学生が多く登録している直接スカウトサービスです。ユーザー層の特徴としては、安定性や給与よりも自己成長や働きがいを重視する傾向が強調されます。また、スカウト開封率80.7%・応募率36.7%とアクティブユーザーが多いのも魅力で、1社平均4.5名の採用成功実績があります。
料金
「ライト」「ベーシック」「プレミアム」の3つのプランが用意されており、募集記事の掲載数や条件の絞り込みによって料金が異なります。
ライト・・・3万円/月
ベーシック・・・5万円/月
プレミアム・・・9万円/月
メリット
ベンチャー・スタートアップ企業にフォーカスを当てた就職メディアであり、企業のブランド力やネームバリューではなく、やりがいや成長を重視して就職活動を行う意欲の高い学生が数多く登録しています。また、学生の質を保つためにも、説明会などへの無断欠席に対する無断欠席通報機能など、独自の規定が存在します。
デメリット
給与や待遇で訴求している企業は、適さない傾向にあります。また、媒体自体がベンチャー・スタートアップ企業向けなので、大手企業は「リクナビ」「マイナビ」など、大手転職サイトを活用した方が母集団形成ができるでしょう。
JOBRASS新卒(ジョブラス)
画像引用:JOBRASS新卒 公式HP
特徴
逆求人型の新卒紹介サービスを提供しているプラットフォームです。約10万人もの学生がこのサイトに登録し、GMARCHや関関同立以上の大学に在籍する高水準な就活生も多く利用しています。また、ジョブラスには求人サイトのほかに、学生向けに提供される1:1のキャリア面談などを行う就活エージェントサービスも存在します。
料金
月額制の「オファープラン」が用意されています。
オファープラン
年間システム利用料:20万円
月額掲載料金:5万円
メリット
スカウトの種類が3種類あり、「スペシャルオファー」「マッチングオファー」「インターンオファー」で構成されています。オファーを送りたい学生に優先順位をつけてスカウトを送付することができます。さらに、新卒だけでなく、大学1、2年生にもリーチできるため、並行してインターン採用を行うことができます。
デメリット
人材紹介プランの場合、頻繁にエージェントから電話が来ることから、学生が離脱するケースが多いです。また、インタビュー記事やイベントを掲載するには、別途オプション料金がかかるため、デフォルトの料金で母集団形成を行う企業は、スカウトを工夫した方がいいでしょう。
TECH OFFER(テックオファー)
画像引用:TECH OFFER 公式HP
特徴
TECH OFFERは、理系の採用が強く、理系の研究室への招待状やOB・OGとの強いネットワークを構築し、理系の学生を集めています。現在、4万件の研究室情報と教員情報があり、100万件の検索技術キーワードを活用して学生を絞り込むことができます。
料金
「ミニマム」「ライト」「ベーシック」「エンタープライズ」「成功報酬」の5つのプランが用意されています。オファー件数によって金額が異なります。
ミニマムプラン・・・150万円
ライトプラン・・・180万円
ベーシックプラン・・・240万円
エンタープライズプラン・・・480万円
成功報酬プラン・・・49.8万円+成功報酬85万円/人
メリット
登録学生のうち約47%がプログラミングスキルを有しており、即戦力人材として採用することが可能です。また、自動オファー機能が備わっているため、スカウトにかかる手間も軽減することができます。
デメリット
理系の学生が登録していることが多いため、文系学生の採用はあまりマッチしていません。エンジニアのような専門職のジョブ型採用には非常に適している媒体でしょう。
Future Finder(フューチャーファインダー)
画像引用:Future Finder 公式HP
特徴
Future Finder(フューチャーファインダー)は、心理学統計に基づいた特性検査の結果を活用し、自分の強みを最大限に活かした状態で企業を見つけることができます。AIと心理統計学を用い、数値的な根拠を持って自社に合う学生と会える、新しい採用サービスです。
料金
「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランが用意されています。送付するスカウト数によって料金が異なります。
ライト・・・50万円
スタンダード・・・95万円
プレミアム・・・150万円
メリット
企業は診断ツールへの回答を通じて、自社の組織文化や従業員に求めるスキルなどを詳細な部分まで出すことができます。これにより、理想のターゲット像が明確化するため、社内での候補者の認識の齟齬をなくすことができます。
デメリット
パーソナライズ化していないスカウトを不特定多数に送る企業が多いため、スカウトが埋もれてしまうのはもちろん、学生も受け取るスカウトの多さから媒体を開かなくなりアクティブ率が下がっている傾向にあります。
ダイレクトリクルーティング媒体のメリット
では続いてダイレクトリクルーティングのメリットについて解説していきます。
転職潜在層へのアプローチが可能
媒体に登録している学生全てが、就活に積極的なわけではありません。周りが就活しているからなんとなく登録している、潜在層の学生もいます。
ダイレクトリクルーティングは、このような潜在層の学生にもアプローチすることが可能なため、就活に本腰を入れていなかった学生の応募意欲を引き出す可能性があります。
潜在層の学生が興味を惹くような、魅力的なスカウト文章を送りましょう。
ターゲットの人材に直接アプローチできる
大学やスキル、求める働き方など条件を絞ることで、ターゲットの人材を探すことができます。ターゲットを絞ることで無駄なアプローチが減るため、効率的な採用活動を行うことができます。
最近のダイレクトリクルーティングの媒体は、適性検査がついているものが多いため、表面的なスキルだけでなく、マインド面の部分で自社にマッチする候補者を見つけることもできます。
知名度が低い企業に有利
既に大手企業は知名度があり、企業からのアプローチを待たずとも一定の応募者を獲得することができますが、ベンチャーやスタートアップ企業は知名度が低いため、積極的にアプローチを行う必要があります。
実際に「スカウトがきっかけで御社のことを知りました」という学生も少なくありません。
このように、スカウトきっかけで学生の「認知」から「興味」まで持っていくことができるため、知名度が低いことに課題を感じている企業は、これを機に検討してみてもいいでしょう。
ダイレクトリクルーティング媒体のデメリット
デメリットについても解説していきます。
媒体の知識が必要
各媒体ごとに特性やアルゴリズムが異なるため、運用の効果を最大限に出すためには、媒体ごとの知識が必要です。ただし、媒体知識は一朝一夕で身につくものではないため、運用を行いながら使い方を理解することが重要です。
ただ、媒体の特性は導入前に理解を深めることが重要です。例えば導入後に採用したいターゲットが全然いなかったとなった場合、導入コストに無駄が発生してしまいます。
このような事態を防ぐためにも、各媒体のCSやその媒体を取り扱っている採用代行に無料相談を行うといいでしょう。
スカウトのパーソナライズ化にかかる工数
ダイレクトリクルーティングはパーソナライズ化をすることで、質のいい母集団形成を実現することができますが、一方で一人ひとりのレジュメを確認してスカウトを送付するのは非常に工数がかかります。
このように、スカウトに十分な時間を割けない人事が多く、企業のリソース不足が現実的な課題です。このように、採用目標人数に対してリソースが足りない企業は、採用代行(RPO)を活用して、ノンコア業務を減らす動きを行うといいでしょう。
媒体選定における抑えておくべきポイント
最後に媒体を選定する上で押さえておくべきポイントについて解説します。導入を検討している企業は、参考にしてください!
採用目標人数から予算を算出
ダイレクトリクルーティング媒体は、主に「月額制」「固定費用」「成功報酬型」と3つのプランに分けられます。採用人数によってどの料金体系の媒体を利用するか選択肢が変わってきます。
例えば、月額制の媒体であれば何名採用しても追加料金は発生しませんが、成功報酬型は一名の採用ごとにコストが変動します。
このように、採用予算の無駄をなくすためにも、採用予定人数から逆算して予算を立てることが重要です。
ペルソナを設計
採用を行う上で重要なのは「ペルソナ設計」です。
ペルソナを立てることで、社内での人物像のミスマッチが減るだけでなく、自社にマッチした媒体を選定することができるため、後に発生するミスマッチを減らすことができます。
ペルソナを設計する際には、現場の担当者と一緒に条件を擦り合わせましょう。そうすることで、現場の人が欲しい条件に合わせて候補者選定を行うことができます。
リソースが足りない場合はアウトソースを検討する
ダイレクトリクルーティングで重要なのは人事の工数確保です。
というのも、攻めのアプローチ手法を採るため、スカウトの質と量どちらも担保しないといけないからです。また、媒体ごとに返信率が異なるため、媒体の平均返信率を考慮しながらスカウトを送る必要があります。
一方で、人事の工数が足りないことから十分なスカウトを打つことができず、理想の母集団を形成できないこともあります。人事のリソースが不足している企業は、採用代行にアウトソーシングしてリソースを確保しましょう。
さいごに
少子高齢化が加速し、売り手市場はますますひどくなると予想されています。
優秀な学生と出会うためにも、企業から候補者への積極的なアプローチが求められます。まだダイレクトリクルーティングを導入していない企業様や、今後媒体を増やそうと検討している企業も、本記事を参考にしてみてください。
即戦力RPOでは新卒の採用業務をまるっと代行させていただいているため、「母集団形成ができない」「何の媒体を活用すればいいかわからない」「人事のリソースが足りない」など、採用に課題を抱えている企業様は、無料相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください!