【人事向け】LAPRAS(ラプラス 旧LAPRAS SCOUT)とは?最新リニューアル情報と活用方法をくわしく解説

エンジニア採用に強い人材探索ツールとして注目を集めている「LAPRAS(ラプラス 旧LAPRAS SCOUT)」。

ITエンジニアのスキルや適性を深堀りして分析できる機能が大きな特徴で、それによって企業が最適な人材を見つけ出すことを可能としています。

しかし、「具体的にどのような機能があり、どのように使いこなせばいいのか」という部分までは把握できていない採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、LAPRASの特徴やサービス概要、やエンジニア採用の際に選ばれる理由、最新のアップデート情報などを詳しく解説していきます。

また、実際にLAPRASを活用して採用成功を収めた企業の事例や2024年にリニューアルされたサービスの変更点などについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

LAPRASの方に聞いた

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目次

LAPRAS(ラプラス)とは

LAPRAS(ラプラス)の特徴とサービス概要

LAPRASとは、エンジニア採用に特化した人材探索ツールです。アプリ開発やシステム設計など様々な分野の優秀なエンジニアを見つけることが可能です。

このサービスの大きな特徴は、エンジニアのスキルセット、経歴、プロジェクトの実績などを詳細に把握できることと多様な検索オプションによって、企業の求める人材を的確に探し出すことです。

また、エンジニア自身が公開する自己PRやポートフォリオも閲覧可能で、その人物の特性やスキルを深堀りすることができます。このように、LAPRASではエンジニアの情報を多角的に把握し、最適な人材を効率良く探すことが可能となっています。

LAPRAS(ラプラス)が選ばれる理由と特徴

LAPRASが多くの企業から選ばれる理由は、についてご紹介します。。

特徴①:エンジニア特化型の求人サイトである

IT業界に特化しているため、高品質で専門的なスキルを持つエンジニアを効率良く探すことができます。またエンジニアのスキルセットや現在の職場環境など、詳細なプロフィール情報を閲覧できるため、自社に適した人材が非常に発見しやすくなっています。

特徴②:AIを活用しているため的確なマッチングができる

AIがエンジニアのスキルや適職を分析し、最適な人材を自動的にマッチングしてくれるため、採用コストの削減と採用効率の向上が期待できます。

特徴③:採用成功につながるサポート機能が豊富

候補者とのコミュニケーションを支援する機能です。スカウトメッセージのテンプレート提供や、返信率を上げるためのアドバイスなど、採用成功に役立つ機能が非常に充実しています。

例えば、LAPRASには以下のような機能があります。

  • 転職意欲がすぐにわかる炎マーク(🔥)
  • 転職意欲の変更時期をフィルタリングでき「有効な転職顕在層」を見つけられる
  • プロフィールにテックスキルの記載欄があるため、非エンジニア人事でも見極めやすい

後の項目でも紹介しますが、LAPRASは他にも日々様々なアップーデートを行なっているため、今後はさらにエンジニア採用がしやすい媒体になっていくと思っています

LAPRAS(ラプラス)利用企業の一例

LAPRASは、2024年4月現在700社以上の企業で導入されています。

LAPRASを導入している企業 一部抜粋(引用:LAPRAS 公式サイト)

急成長中のIT企業をはじめ、多くの企業が導入しており、採用が難しいとされるハイクラスのエンジニアやニッチな領域エンジニアなどの採用に成功しています。

➡︎導入事例はコチラ(公式サイトに飛びます)

LAPRAS(ラプラス)のプラン

LAPRASでは、利用者のニーズに応じて以下の4つのプランを展開しています。

  • リクルーティングセルフプラン:媒体利用のための月額費用のみ
  • リクルーティングBPaaS ベーシックプラン:スカウト送付のみ自社で負担し、その他はプロに委託
  • リクルーティングBPaaS プレミアムプラン:候補者の検索〜スカウト送付までプロに委託
  • LAPRAS JOB BORD プラン:媒体利用の固定費が発生しない代わりに成果報酬が年収の15%発生

セルフプランは、媒体の基本的な機能が使えるプランで、人材の検索やスカウトメッセージの送信数に制限はなく、初めて使う方や大規模な採用ニーズにも十分な機能を備えています。

また、リクルーティングBPaaSは追加課金で利用できるプランで、いわゆるPRO・採用代行サービスのことです。候補者のピックからスカウト送付までを委託するプランです。その中でも、ベーシックプランとプレミアムプランの違いはスカウト送付を自社で行うか委託するかです。

LAPRAS JOB BORD プランは、月額の固定費用は発生せず求人掲載のみができ採用が決定した際に成功報酬として年収の15%の料金が発生します。

報酬形態と料金について

LAPRASでは、基本的に月額制で料金プランが設定されています。

採用人数やスカウトの送付数に関係なく一定の月額料金でサービスを利用し続けることができ、制限を気にせず多くの候補者にアプローチすることができます。


料金形態
一定の月額料金
スカウト無制限
おすすめの使用シーン長期的に複数人を採用したい場合

しかし、前述のとおり希望に応じて成果報酬制のプランを利用することもできます。成果報酬制では、媒体の利用費用なしで採用が決まった際に理論年収の15%の費用が発生します。

LAPRAS(ラプラス)を使う際の注意点・デメリット

ユーザー構成とUIのわかりづらさ

LAPRASは、エンジニア専門の人材探索ツールであり、その求職者は圧倒的にエンジニアが大多数を占めています。そのため、技術的なスキルや経歴を重視する企業にとっては非常に利用しやすい環境と言えるでしょう。

LAPRASのUIは、求職者データがカード形式で表示され、一目でその人材の経歴やスキルを把握することができます。しかし、特有なUI(操作画面)によって誤操作をしてしまったり、スムーズに操作できるようになるまでに少々時間がかかってしまう可能性があります。

スカウトメッセージにペナルティがある

LAPRASの注意点として、スカウトメッセージのペナルティ制度があります。

ペナルティの一例として、同一のスカウトメッセージを多くのユーザーに送る行為などがあります。

コピペでのスカウトメッセージはそもそもメッセージの質が低く、求職者へのきちんとした興味がない状態で送っているものになるので、ユーザー体験の低下を招くと判断されているからです。

また、適切でない表現を含むメッセージも禁止されています。

LAPRASが設けている基準からの違反が確認された場合、アカウントの利用制限がかけられる可能性があります。

LAPRAS(ラプラス)のスカウトメールの例5選

LAPRASのスカウトメールは、エンジニアのスキルや経験に合わせてカスタマイズすることが重要です。

以下にて、実際のスカウトメールの例を5つ紹介します。

1.プロジェクト経験の詳細を尋ねるメール
「あなたが以前に参加したプロジェクトのスキルセットが、現在の求人にぴったり合っているようです。具体的な経験内容を教えていただけますか?」

2.特定の技術スキルを尋ねるメール
「あなたのプロフィールにPythonの経験が記載されています。具体的な開発環境やフレームワークの使用経験はありますか?」

3.チームでの役割を尋ねるメール
「過去のチームでの役割や貢献について詳しく教えていただけますか?リーダーシップ経験はありますか?」

4.キャリアビジョンについて尋ねるメール
「今後、どのようにスキルを築き上げていきたいと思いますか?また、そのために何が必要と感じていますか?」

5.会社のビジョンを共有するメール
「我々は〇〇を目指しています。あなたのスキルと経験は、そのビジョンを実現する助けになると思います。一緒に働くことについて考えてみませんか?」

エンジニアにスカウトを送る際は個々のスキルや経験に合わせてメッセージを作成することが大切で、一方的な求人情報の提示だけでなく、双方向のコミュニケーションを意識していきましょう。

エンジニア向けのスカウト文章のポイントについては下の記事でもっと詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

2023年最新アップデート情報!スカウト送信とチェック基準の変更

LAPRASは、2023年12月にスカウト送信基準とチェック基準のアップデートを行いました

以下では、変更前と照らし合わせながらどこが変わったのか、どのように活用できるようになったのかをご紹介して行きます。

変更点とポイント

LAPRAS SCOUTのアップデート情報の資料

引用:https://hr-tech-lab.lapras.com/knowledge/research-report/scout_standard/

今回のアップデートを簡単に言うと、「アプローチできる範囲が広がった」という話です。

下記が、今回変わった2つのポイントです。

スカウトを即時送信できる対象を拡大

【Before】
スカウトの即時送信対象:「求人へ興味リアクションあり」or「転職意欲が高い」ユーザー

【After】
スカウトの即時送信対象:「転職意欲なし・興味リアクションの変更なし」の方以外全員

以前は即時送信できなかった「求人への興味リアクションがない方」(=反応なし、または「わからない」と回答)や、「転職意欲が高くはないが少なからずある方」(=中・未設定)に対してもスカウトを即時送信できるようになりました。

より多くの方にスカウトを即時配信できるようになったため、アプローチ可能範囲がかなり広がりました。

文面チェック(パーソナライズ)の基準が緩和

【Before】
予約送信の場合(=即時送信の対象外)には、すべて事前の文面チェックが必要。

【After】

  • 即時送信の対象が増えたことにより、そもそも文面チェックの回数が減少
  • 「転職意欲なし」のユーザーに対しても、文面のパーソナライズ・文章チェックの基準が緩和

※チェック内容の一例:たとえば、転職意欲が無い方にスカウト送る場合に「意欲がないという状態を認識していながら、なぜスカウトを送ったか」が伝わる内容であるかどうかなどをチェックしています。

このアップデートの背景としては、LAPRAS株式会社が運営するITエンジニア向けのサービス「LAPRAS」において新サービスが展開されており、それに伴ってLAPRASに流入してくるアクティブユーザー数も増えたことがあります。

より多くのエンジニアを抱えるプラットフォームとして拡大したことで、自ずと転職意志の高いユーザーも増えたことから、よりエンジニアと企業が出会う機会を増やすためにこのアップデートが行われました。

LAPRAS(ラプラス)を活用した採用成功事例

①株式会社MIXI

株式会社MIXIは、デジタルエンターテインメント事業をはじめとしプロスポーツチームの運営などを行う企業です。同社は、LAPRASを利用して「アプリエンジニア」の採用に成功しています。

具体的には、LAPRAS独自の「レコメンド検索」を利用して興味通知を送ったり、スカウトを送ったりというよう積極的なアプローチを行うことで「魅力的なエンジニアと出会える数」を増やしています。

▶︎事例インタビューの本編はコチラ

②株式会社タイミー

株式会社タイミーはスキマバイトサービス「タイミー」を運営する企業で、組織拡大に伴ってエンジニアの採用を行なっています。同社は、LAPRASを利用して「3名のハイスキルエンジニア」の採用に成功しています。

むやみやたらにスカウトを送る「タイミング勝負」ではなく、「今、まさに転職意欲が高いエンジニア」に絞ってアプローチをしていくことで効率的かつスピーディーな採用につながったようです。

▶︎事例インタビューの本編はコチラ

③株式会社HANOWA

株式会社HANOWAは、歯科医療従事者向けのシェアリングプラットフォーム「HANOWA」を運営する企業です。同社は、LAPRASを利用して「約2ヶ月でフルスタックエンジニア」の採用に成功しています。

LAPRASは企業からのアプローチが必要なので工数はかかるものの「やるべきことをきちんと行った採用チームにとっては最高のエンジニアデータベースになる」と感じているようです。

▶︎事例インタビューの本編はコチラ

まとめ

本記事では、エンジニア向けの人材探索ツール「LAPRAS」の主な特徴、利用料金、プラン、最新のアップデート情報などについて詳しく解説いたしました。

LAPRASは、利用者の需要に応じた柔軟なプランや、エンジニアのスキルセットに合わせた精度の高いマッチングが可能なサービスです。ただし、UIへの慣れやスカウトメッセージのカスタマイズには注意が必要です。

一方で、Freee株式会社やGMOペパボ株式会社などのLAPRASを活用して成功した採用事例を紹介しました。

これらの事例からも明らかなように、LAPRASはエンジニア採用において有効なツールだと言えるでしょう。

エンジニア採用にお悩みのご担当者様へ

エンジニアの採用は、一筋縄ではいかないことも多いのが現状です。しかし、LAPRASを活用すれば、その困難を解消することが可能となります。

採用活動の一環として、エンジニアのスキルや経験にマッチした人材を見つけることは非常に重要です。しかし、そのプロセスは時間と労力を必要とします。LAPRASなら、それらを大幅に削減することが可能で、より効率的に採用活動を進められます。

また、LAPRASは、スカウトメールの作成から送信、応募者の管理まで一元的に管理できるため、採用プロセスをスムーズに進めることができます。まだ未利用の方はぜひ、この機会にLAPRAS をご活用いただき、採用活動の成功に繋げてみてください。

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この記事の監修者

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業部長を担い、これまでに150社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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