Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ)は、エンジニアに特化したダイレクトリクルーティング媒体です。
近年、DX化が進み、これまで外注していた非IT企業も、自社で内製化をするようになりました。これにより、エンジニアの採用はますます困難になっています。
このような状況を解決するために、エンジニアに特化したダイレクトリクルーティングが増えましたが、その一方で媒体が増えすぎてどれが自社にマッチしているか悩んでいる企業も多いです。
本記事では、エンジニア採用媒体の代表とも言える、Forkwell Jobsの特徴やメリット、料金、活用のポイントを紹介します。これからForkwell Jobsを導入しようか検討している企業は、ぜひご覧ください。
Forkwell Jobsとは?
Forkwell Jobsは、株式会社groovesが運営している、エンジニア特化の採用媒体です。同社が提供する関連サービスには、Forkwell Jobs以外にもあります。
・Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ):求人サイト
・Forkwell Portfolio(フォークウェルポートフォリオ):ポートフォリオ作成サイト
・Forkwell Scout(フォークウェルスカウト):ダイレクトリクルーティング
Forkwell Portfolioで作成したポートフォリオが、Forkwell JobsとForkwell Scoutにて公開され、企業はそのポートフォリオをもとに、エンジニアのスキルを把握します。
Forkwell Jobs の特徴
Forkwell Jobs の媒体の特徴について解説します。
エンジニアのレベルを三段階で評価
Forkwell Jobsは、GitHub解析によるスキル診断があり、エンジニアのレベルは三段階に分けられています。
Lv.1:メンバークラス
上位者の指導のもとに、要求された作業を担当する
Lv.2:即戦力クラス
要求された作業を全て独力で遂行する
Lv.3:VPoEクラス
独力で技術的な課題の発見と解決をリードする。プロフェッショナルとして求められる経験の知識化や後進育成に貢献している
各レベルのユーザーの割合は以下の通りです。
Lv.1・・・26.6%
Lv.2・・・33.9%
Lv.3・・・39.5%
入社後の定着率は98.7%
Forkwell Jobsの入社後の定着率は98.7%と非常に高い数値を誇っています。(2022年3月〜2023年2月の実績)
エンジニアは市場価値が高い職種ということもあり、他職種と比較しても短期離職が多い職種です。そのため、一部では、入社後にミスマッチが発生し、早期離職を懸念している企業もいますが、Forkwell Jobsは98%の定着率のため、カルチャーマッチした人材を採用しやすい傾向にあります。
ミドル〜ハイクラスエンジニアが多数登録
Forkwell Jobsは年収400~600万円の即戦力人材が多数登録しているため、入社後の教育にかかる時間やコストを減らすことができます。もちろん、700万円以上のハイクラス人材も登録しているため、ミドル〜ハイクラスのエンジニアに出会うことができます。
また、年代も20代〜30代と若年層が多いです。
25~29歳・・・26.5%
30~34歳・・・29.9%
35~39歳・・・20.4%
Forkwell Jobs のメリット
Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ)の特徴をご紹介します。
1. ポートフォリオ機能から、エンジニアのスキルを把握できる
Forkwell Portfolioで作成したポートフォリオをもとに、エンジニアの経歴や経験、実績、スキルを詳細に把握することができます。
他媒体ですと、ポートフォリオは任意の提出物になりますが、Forkwell Jobsは事前にポートフォリオを回収できるので、ある程度スキルを把握することができます。これにより、面接にかかる無駄な工数を削減することができます。
また、多岐にわたるデータベースから自社が求める条件を具体的に絞り込むことが可能です。
たとえば「JavaScriptのレベル3以上」「PHPのレベル2以上」といった具体的なレベルで検索できます。これにより、エンジニアリングの知識が豊富でない採用担当者でも、応募者のスキルレベルを容易に把握できます。
求める人材に効果的にアプローチするには、自社の求めるスキルとそのレベルを明確に定義し、関係者間で共有しておくことが重要です。
2. スカウト返信率が高い
Forkwell Jobsのスカウトメールは、公式サイトによると、スカウト開封率は65.2%、返信率は16.9%と、非常に高い返信率を期待することができます。
これは、スカウトに一括送信機能がないため、企業側は候補者ごとに丁寧にメール文を作成する必要があります。また、送付できる通数も”週20通まで”と制限があるため、スカウトが埋もれることがなく、候補者はスカウトに目を通す確率が高まります。
一見すると、一括送付できないことを非効率に感じられる方も多いですが、スカウトのパーソナライズ化が当たり前となった今、コピペで作成されたスカウトは、未開封のまま読まれなかったり、開封しても返信されなかったりすることがよくあります。
一方で、パーソナライズ化されたスカウトを送ることで、候補者への熱量をアピールすることができるため、返信率を上げやすいです。パーソナライズ化は、時間と工数がかかってしまいますが、選考につながりやすく、結果的に効率的な採用活動ができることが期待できるため、パーソナライズ化に力をいれましょう。
3. ユーザー全員がプログラミング経験者
登録ユーザー数の約52,000人のうち、全てのユーザーがプログラミング経験100%です。
また、登録者数の20〜30代が約80%、即戦力人材が約74%を占めています。 そのため、若くて即戦力に繋がるユーザーを採用することができます。
また、Forkwell Jobsは、毎週エンジニア向けの技術勉強会を開催しており、ユーザーの大半はこの勉強会を通じてForkwell Jobsに登録しています。そのため、学習意欲の高いエンジニアが多く、入社後も自発的に開発に取り組んでくれるようなユーザーと出会うことができます。
また、勉強会という独自のルートで人材を集めているため、他のスカウトサービスにはいないような優秀な人材に出会えることができます。
4. カスタマーサクセスのサポートが手厚い
Forkwell Jobsでは、カスタマーサクセスのサポートが手厚く、求人票やスカウトメールの作成について、徹底したサポートを行ってくれるため、初めて利用する企業でも安心して媒体を使用することができます。
特に、ダイレクトリクルーティングは、エンジニアのレジュメからパーソナライズ化部分を作成するため、エンジニア採用の知識が不足していると、運用ハードルを高く感じてしまう可能性があります。その結果、成果になかなか結びつかないケースも少なくありません。
採用に結びつけるためにも、わからない部分や気をつけるべきポイントは、カスタマーサクセスに確認し、効率的な運用を心がけましょう。
Forkwell Jobsの料金
Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ)の料金体系は、「スタンダードプラン」と「成果報酬0円プラン」の二つがあります。成果報酬0円プランは何名採用してもコストがかからないため、量を重視した採用を行なっている企業はおすすめです。
スタンダードプラン
6ヶ月契約・・・利用料60万円/成果報酬理論年収の25%
12ヶ月契約・・・利用料100万円/成果報酬理論年収の20%
成果報酬0円プラン
6ヶ月契約・・・利用料が190万円
12ヶ月契約・・・利用料320万円
Forkwell Jobsを効果的に活用するポイント
ここまでForkwell Jobsの特徴やメリットや料金について解説していきましたが、続いて、効果的に活用できる方法について解説します。
求める人物像(ペルソナ)を明確にする
Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ)では、スキルレベル別に登録された人材を検索できますが、自社が求めるスキルを具体化できていなければ、検索機能で詳細に絞り込むことができません。
ペルソナは、現場のエンジニアと協力して、どのようない人物を求めているのか、年齢・使える言語・フレームワーク・マネジメント経験など含め、求める人物像を明確にすると良いでしょう。
もしペルソナの設計が難しい場合は、自社で活躍しているエンジニアを参考に、ほぼ等しい条件で候補者を探すとミスマッチが起こりにくいです。
カスタマーサクセスのサポートを積極的に活用する
Forkwell Jobsのカスタマーサクセスチームは、ダイレクトリクルーティングの経験やエンジニア採用のノウハウが豊富なため、エンジニア採用のノウハウが不足している企業にとっては、非常にためになるでしょう。
例えば、求人票やスカウト文面の添削を依頼したり、自社と似たような規模の成功事例を紹介してもらったり、面談のフィードバックを受けたりと、自社のメンバーのように多方面からサポートをしてくれます。
希望があれば、打ち合わせも行ってくれるため、課題や不安をそのままにせずに、媒体を運用することができます。
スカウトをパーソナライズ化する
前述で解説した通り、Forkwell Jobsはスカウトの一斉送付や大量送付ができない媒体です。
これは候補者も認知している仕組みなため、もしスカウト文章の内容が薄かったり、パーソナライズ化されていないと返信率は大きく下がってしまいます。
そのため、スカウトを送付する際には、当たり障りのない文章で送るのではなく、下記の3点を重要視して送ると良いでしょう。
「どの部分に惹かれて、スカウトを送付したのか」
「なぜ、あなたに入社して欲しいのか」
「入社したら、どんな業務を任せたいのか」
Forkwell Jobsの導入までの流れ
Forkwell Jobsの導入までのフローを解説します。
公式サイトにお問い合わせをする
まずは公式サイトから問い合わせをして、サービスを利用したい旨を伝えましょう。
「申し込み前に、まずは試してみたい」という場合は、データベースの無料体験も用意されているため、自社が求めている条件を満たしているエンジニアがいるかどうか、直接確かめることができます。
資料を確認し、媒体の営業担当から具体的な使い方を聞き、双方の合意が取れましたら、契約に進むことになります。
▼お問い合わせフォーム
https://recruiting.forkwell.com/contact/
求人票作成
Forkwell Jobsを導入したら、まず初期設定を行い、次に求人票を作成します。この求人票は、エンジニアの視点に立った設計がされており、求職者が入社後の環境を具体的に想像できる魅力的なものになっています。具体的な特徴としては以下の点が挙げられます。
・技術項目では、「実務で必要な技術」と「入社後に習得が期待される技術」を明確に区別して記載
・動画やスライドを埋め込むことができるため、企業の文化や職場の雰囲気など、言葉だけでは伝えにくい情報を視覚的に伝えることができる
・ベンチャーキャピタルからの推薦コメントを掲載することで、企業の将来性をアピールできる
求人票公開
求人票を作成したら、次は公開です。
求人票は、転職サイトの「Forkwell」に掲載されるため、スカウトメールを送らなくても、直接応募があることもあります。求人票を公開することは、必要最低限な作業なため、ここからさらに応募数を獲得するためには、データベースで人材を探し、パーソナライズ化したスカウトを送付することが重要です。
また、求人票やスカウトは定期的にPDCAを回してブラッシュアップすることが重要です。運用中に課題や不安が発生したり、結果が思うように出ない際には、カスタマーサクセスに相談するといいでしょう。
まとめ
Forkwell Jobsは、登録者の100%がエンジニア経験者であり、即戦力人材が豊富に揃っています。
詳細にスキルを絞り込めるデータベースや、導入後の充実したサポートなど、たくさんのメリットがあるので、初めてダイレクトリクルーティングに挑戦する企業でも、効果的な媒体運用を行うことができるでしょう。
Forkwell Jobs以外にもエンジニアに特化した採用媒体はたくさんありますので、下記記事も併せてチェックしてみてください。