中途採用はいつスタートすべき?求職者が多い時期や採用スケジュールを紹介

中途採用には、求職者が多い時期と少ない時期があります。一般的には、ボーナスの時期や年度が変わるタイミングは転職意欲が高まり、候補者が多くなる時期と言われます。

一方で、他社も採用を強化するタイミングなのでライバルが多い時期でもあります

そこで今回は、中途採用を行う時期について、積極的に動くべきタイミングとそうでないタイミングを詳しく解説していきます

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目次

中途採用を行う時期は見極めが大切

一般的に、中途採用を行う際は転職希望者が多い時期が良いとされています。つまり、中途採用を成功させるためにも、適切な時期を見極めることが重要なのです。

そこでまずは、どの時期であれば求職者が多く、逆にどの時期は採用が難しくなるかを詳しく解説していきます。

求職者が多くなる時期

求職者が多くなるタイミングは年が変わった直後の1月〜3月と、ボーナス支給の前後となる6月~7月です。採用市場には多くの求職者が増えてくるため、より多くのターゲットにアプローチすることができるでしょう。

求職者が減る時期

一方で5月、8月、12月は転職顕在層が少ない時期です。

5月は新年度が始まったばかりで、新卒社員を含め新たな仕事に就きこれから頑張っていこうと考えている人が多いです。また、8月はお盆休みなど長期休暇があるため、なかなか採用市場の動きが活発になりません。

また12月は決算月となる企業が多く、プロジェクトが一段落するまで転職を控えようと考えている人が多いです。

そのため、採用市場が活発に動いている時期に中途採用を行おうと考えているのであれば、5月、8月、12月は避けるのがおすすめです。

企業の求人が増える時期

求職者が増える時期以外にも「求人数が増える時期」も把握しておきましょう。

求職者が増える1月~3月、6月~7月は、求人数も同様に増える傾向があります。転職顕在層の増加に合わせて、多くの企業が採用活動を強化し始めのです。

特に、6月~7月は入社数カ月後の第二新卒層が転職を考え始める時期でもあります。入社後にミスマッチを感じたり、ゴールデンウィーク明けの5月病で転職を検討している人材が多いことも6月~7月の特徴と言えるでしょう。

企業の求人が減る時期

一方で5月、8月は市場の求人数が少なくなる傾向にあります

5月はゴールデンウィーク休み、8月はお盆休みで企業自体が稼働していないケースが多く、採用活動もストップしている場合があります。

また5月、8月は求職者が市場に少ないこともあり、母集団形成が難しく、採用に積極的な企業があまり多くありません。

【月別】中途採用に適している時期

中途採用を成功させるためには、より採用効果や反響が期待できる時期を把握することが重要です。

これから中途採用を強化したい方は、以下の月別の解説を参考にしてみてください。

1月~3月

1月~3月は求職者が多いため、企業にとっては中途採用の絶好のチャンスです

求人数が多くなっている時期ということは、それだけ市場に転職を考えている人が多いということです。また1月~3月は決算が終わり、年度が変わってる企業も多いです。プロジェクトが一段落するタイミングのため、マネージャーや管理職といったハイレイヤー層も採用市場に増えやすいです。

また、現場のメンバーではなく母集団が少ない即戦力人材やマネージャークラスの人材を採用したいのであれば、1月~3月を狙うとよいでしょう。

6月~7月

6月~7月はボーナスを受け取って転職を検討する人が多い時期です

多くの企業が夏のボーナスを6月・7月に支給しています。そのため「どうせ転職するのであれば、賞与を受け取ってから」と考える人が多いのです。

若手人材も管理職層もどちらの人材も増える時期のため、複数のポジションで募集していたり、採用要件を細かく設定している企業にとって、6月~7月は中途採用にとって良いタイミングと言えるでしょう。

母集団形成を強化し求職者に企業の存在を認知してもらうためにも、6月~7月の時期に採用活動を進める企業も少なくありません。

4月・9月

4月は年度が変わり、気持ち的にも一段落している人が多く、中途採用に向いている時期です。4月は新入社員の入社や部署異動が行われる時期なので、その異動内容に不満を感じて別の会社へ転職して心機一転したいと考えている人が多くなります。

また、9月は8月の夏休み時期に情報収集を済ませ、実際に転職活動をスタートする求職者が多い時期です。8月は応募が少ないとしても、9月から応募が増えてくるケースもあるため、企業にとって9月を狙って8月中旬には動き始めることをおすすめします。

10月~11月

10月、11月も上記の月に次いで求職者の動きが活発な時期です

10月、11月は1年の変わり目のため、新たな年に向けて転職活動を行う人が一定数存在します。欠員募集など急募の中途採用ではなく、年明けまで余裕がある企業であれば、10月、11月に中途採用を開始してもよいでしょう。

求職者も1月入社を考えている層が多く、タイミングが合えば転職をしたいと考えている人も少なくありません。潜在層へのアプローチを考えている企業であれば、10月~11月も中途採用におすすめのタイミングと言えます。

中途採用に適していない時期

一方で中途採用に適していない時期もあります。

中途採用を成功させたい企業は、事前にどの時期の中途採用を避けるべきなのか把握しておくとよいです。

5月・8月・12月

5月、8月、12月は、あまり求職者が多くなく、一般的には中途採用が難しくなる時期です

いずれの月もゴールデンウィークやお盆休み、年末年始休暇と長期休暇と時期が重なります。求職者も転職のための準備は進めますが、その月に応募をする人材はあまり多くありません。採用活動の一環として情報収集を行う人が多く、その月に行動し応募する求職者が少ないこともこの時期の特徴です。

そのため求人広告を出稿して中途採用を開始するのであれば、長期休暇明けの6月、9月、1月を狙うことがおすすめです。

求職者が多い時期に中途採用を行うメリット

求職者が市場に多い時期に中途採用を行うことで、いくつかのメリットを得られます。

求職者が多い時期に中途採用を始める企業が多いため、どのようなメリットがあるか紹介します。

ターゲットとなる人材が多い

求職者が多い時期はターゲットとなる人材が多く、より母集団形成がしやすい傾向にあります。多くの求職者が動いている時期は中途採用に向いているタイミングなので、できるだけ多くの求職者との接触を増やして採用活動をしていきたい企業にとっては非常におすすめです。

これまでの中途採用でなかなか母集団形成がうまくいっていない企業は、1月~3月、6月~7月など、多くの求職者が市場に出てくる時期を狙うのがおすすめです。

求職者の転職意欲が高い

求職者が多い時期は、できるだけ早く転職したいと考えている人材が多いです

転職意欲が高い求職者は、自分に合う企業があればすぐに転職をする傾向にあります。

ゆっくりと慎重に、いくつもの企業を相対的に比較するよりも、今の職場と比較して良いと感じる企業があれば、積極的に転職を検討しています。

「良い企業があれば」と、ゆっくりと転職活動をしている人材が少ない時期のため、欠員補充の急募採用にも相性が良いでしょう。求職者の転職意欲が高い時期だからこそ、早い段階で必要な人材を確保できます。

求職者が多い時期に中途採用を行うデメリット

求職者が多い時期は中途採用に適していますが、一方で一定のデメリットも存在します。

ただ単純に求職者が多ければ中途採用が成功するわけではないので、デメリットも含めてどのタイミングで中途採用を行うか検討してみてください。

他社も活発に中途採用を行っている

求職者が多いタイミングは、同じく中途採用に力を入れている企業が多い時期とも言えます。1月~3月、6月~7月に求職者が積極的に動くことは、市場でも多く認知されていることです。

この時期を狙って中途採用を積極的に行う企業も多いため、ターゲットとなる求職者を取り合う形になるでしょう。同業他社と同じポジションを採用する場合、休日や福利厚生といった待遇面や給与の高さなど、多くの要因で求職者から相対的に判断されてしまいます。

よりライバルが多くなる時期のため、良い人材と面談を組めても内定辞退をされるケースも少なくありません。

求人広告を販売する企業のキャンペーンが少ない

求人広告を販売する企業は定期的に割引キャンペーンなどを行いますが、求職者の多い時期はあまりキャンペーンを行わない傾向にあります。

求職者が多く求人広告を出稿する企業が増えるタイミングでは、特別なキャンペーンを打たなくても申し込みが多く見込まれるからです。効果の出るプランで採用費を抑えたいと考えている企業は、求人が多い時期を避けて中途採用を行うことも検討してみてください。

求職者が少ない時期に中途採用を行うメリット

求職者が少ない時期に中途採用を行うことは難しいと思われがちですが、それを逆手に取ることで意外なメリットも見えてきます。

あえて求職者が少ない時期を狙う企業は、以下のメリットを把握して採用活動を進めてみてください。

ライバルとなる競合他社が少ない

求職者が少ない時期は他の企業があまり中途採用を行っていないため、ライバルとなる競合他社がすくないというメリットがあります。

月給が安かったり休みが少なかったりと、制度面で他の企業より劣ってしまう企業は、比較対象となる競合他社が少ない5月、8月、12月に中途採用を行うことも一つの手段です。

求職者が少ないシーズンとはいえ全くいないわけではないため、一定の求職者は市場にいます。できるだけ内定辞退を避け、ターゲットの取り合いに巻き込まれたくない企業は、あえて求職者が少ない時期に中途採用を行ってみてもよいでしょう。

求人広告を販売する企業のキャンペーンが豊富

求職者が少ない時期に、割引や掲載期間延長といったキャンペーンを行っている求人広告企業が多いです。企業もできるだけ広告を販売したい思いがあるものの、求職者が少ない時期だと積極的に中途採用を行う企業が少なくなります。

そのため、売上確保のために魅力的なキャンペーンを行う企業が増えてくこともあり、低価格で上位プランを利用できるといったメリットも見逃せません。

求職者が少ない時期に中途採用を行うデメリット

求職者が少ない時期の中途採用には、当然デメリットが伴います。

メリットのみではなく、デメリットも事前に把握したうえで、どの時期に中途採用を行うか決めるとよいでしょう。

母集団形成が難しい

求職者が少ないということはターゲットが市場にあまりおらず、母集団形成が難しいということです。もともと採用が難しい職種や、稀有なポジションであればそもそも数が少ないため、そこまで大きなデメリットとならないでしょう。逆に、採用が難しくない営業などの職種を採用したいと考えている企業にとってはデメリットになります。

競合他社が少ない点はメリットですが、そもそも求職者が少ないことは大きなデメリットです。そのため、求職者が少ない時期に中途採用を行う企業は、ある程度母集団形成が難しいことを念頭に入れて採用活動を進めていくことをおすすめします。

転職潜在層へのアプローチが必要

求職者が少ない時期は、転職顕在層のみならず転職潜在層へのアプローチが必要です。今すぐの転職は考えておらず「良い企業があれば」「良いタイミングであれば」転職したいと考えている、いわゆる転職潜在層は転職顕在層の3倍以上いると言われています

転職を急がない転職顕在層に対しては、長期的なアプローチが求められます。いきなり面接をするのではなく、まずはカジュアル面談を行うことも効果的な手段の一つです。また、入社時期はある程度求職者の都合に合わせるなど、柔軟な対応を行うことで、求職者が少ない時期でも良い人材を採用できる確率が高まります。

採用手法ごとの中途採用に適した時期

現在、様々な採用手法があり、手法ごとに適した時期も異なってきます。どの採用手法を選択するかによってベストな時期も変わるため、自社の採用手法と照らし合わせ、どのタイミングに動くかを検討してみてください。

求人広告:1月~3月・6月~7月

より多くの求職者に認知してもらう必要がある求人広告への掲載は、1月~3月、6月~7月がおすすめです。求人広告はWeb上に公開されており、多くのユーザーが無料で閲覧できます。そのため、一人でも多くの人に求人を閲覧してもらう必要があります。

求人広告を出稿するのであれば、求職者が活発に動く1月~3月、6月~7月が狙い目と言えるでしょう。

人材紹介(エージェント):通年

人材紹介を用いて採用活動を行う場合、特定の時期はなく通年採用をして良いでしょう

人材紹介に登録している求職者は、担当のエージェントに求人紹介を託しており、どちらかというと受け身の姿勢で転職活動をしています。

そのため人材紹介に登録している求職者は、特定の時期を定めずエージェントの紹介次第で転職活動を進めるので、1年を通して採用に適している時期なのです。

リファラル採用:10月~12月

リファラル採用は、10月~12月がおすすめの時期です。

リファラル採用は知り合い経由の採用となるため、入社時はすでにある程度お互いを理解した状態で新たな業務に加わります。紹介した既存社員の面目もあるため、紹介された人もいい加減な態度ができないことはリファラル採用の特徴です。

特に同業界でリファラル採用をする場合は紹介した人、された人どちらも業界内での信頼を失わないよう気をつける必要があります。そのため、紹介された人が年度の変わり目など企業に都合が良いタイミングで転職活動をするケースが多いです。

また冬のボーナスを受け取るタイミングということもあり、より転職意欲が高まるため10月~12月がリファラルでの中途採用に向いていると言えるでしょう。

適切な時期に中途採用を行うことで成功率が高まる

採用を行うときは、求職者が多い時期や、求人数が少ないタイミング、ボーナス支給後など、戦略的に採用活動の時期を選択する必要があります。

どの時期も一長一短なので、どんな人を採用するのか、自社が市場でどのポジショニングを取っているかなどによって柔軟に考えることが大切です。

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この記事の監修者

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業部長を担い、これまでに150社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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