採用ツールの選び方は?AI搭載・LINE連携の重要性と合わせて解説

昨今、多くの企業で応募者の管理やデータ分析のために採用ツールが導入されています。

現在多様な採用ツールが存在するため、サービスを選ぶうえでのポイントも把握したいと考える方も多いでしょう。中にはAI搭載やLINE連携ができるものなど、豊富な機能を持つサービスやツールもあります。

そこで本記事では、採用ツールの種類や選び方、それぞれのツールでできることを詳しく解説していきます。採用ツールを導入し、より応募者との連携をスムーズに取りたい経営者は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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目次

適切な採用ツールを使えば業務効率が向上する

採用ツールとは母集団形成から選考、採用、内定者フォローに至るまで、採用フローの全体において使用するツールの総称です。

ただ、それぞれの採用職種や業界、採用規模によって適切な採用ツールが異なるので、それを正しく見極めて活用することで採用活動全体の生産性や質を上げることができるのです。

採用ツールとは

そもそも採用ツールとは自社採用サイトや会社紹介のパンフレットや企業紹介の資料、応募者管理のためのWebシステムなど採用にまつわるすべてもの全てを指す言葉です。本記事では、数ある採用ツールの中でもWebで使用できるSaaSを中心に解説していきます

採用ツールの有効性

採用ツールが有効活用されている理由は、大きく2つ挙げられます。

まず1つ目が売り手市場で採用難易度が高まったことです。パーソルキャリア株式会の調査、「転職求人倍率レポート(2024年6月)」によると、現在の有効求人倍率は2.57倍とされています。つまり、一人の求職者に対して2.57件の求人がある計算です。

つまり求職者は平均して2社以上の選択肢があるため、内定辞退率が増え、企業は採用ツールを使用して採用業務を効率化して採用活動を強化しなければいけないのです。

2つ目の理由は、Webサービスの普及です。紙媒体からWebサービスが主流になったこともあり、閲覧数や応募数など、すべてのデータがWeb上で管理できるようになったことです。

アナログのデータ管理よりも業務効率や分析精度が高まることも、Web系の採用ツールが増えている一因です。

現代の採用市場との関係性

前述通り、パーソルキャリア株式会が発表した「転職求人倍率レポート(2024年6月)」では、現在の有効求人倍率は2.57倍となっています。また過去3年間の推移を見ても、各業界の有効求人倍率は右肩上がりです。

【4月・5月の年度別有効求人倍率の比較】

年度/月4月5月
2024年2.662.57
2023年2.212.20
2022年1.841.85
2021年1.331.26
2020年1.381.28
2019年1.201.16
(出展:転職求人倍率レポート(2024年6月)

コロナウィルスが蔓延した2019年~2021年は求人倍率が落ち込みましたが、2022年以降は右肩上がりで高まっています。

2022年を境に採用市場が活発になり、求職者の数に対してWeb上の求人数が多くなってきています。つまり人材不足が進み人材が必要な企業に対して、転職希望者が十分に採用市場にいない状態となっています。

結果的に採用力の強化や、そもそも人事が採用できずリソースが足りない企業が業務効率向上のため、採用ツールを導入しています。

採用ツールでできること

採用ツールとひとことで表しても、できることは様々です。

そこで、採用ツールを導入することで、どのようなことができるのかを解説していきます。

応募者集め(母集団形成)

採用ツールでは、求人広告の出稿やダイレクトリクルーティングといった、応募者集め、いわゆる母集団形成ができます。

採用において応募者集めは最初のステップのため、まずは採用ツールを駆使して一人でも多くの人と面談を組めるよう採用活動の生産性を上げていくとよいでしょう。

応募者管理

web系の採用ツールでは応募者のデータを一元管理でき、スキルや経験に応じて応募者の属性や優先度を振り分けたりと効率よく業務を進められます。

売り手市場が続き、企業側の迅速な対応が求められる現代の採用活動においては、効率よく応募者を管理することが最終的な採用成功率の向上につながります。

特に複数の求人広告や転職エージェントを利用している企業の場合、応募者の一元管理は大きなメリットとなるでしょう。

日程調整

採用ツールをカレンダーアプリと連携することで、効率よく応募者と日程調整をできるようになります

また、採用ツールによっては自動で応募者にメッセージを送ってもらえるものもあります。、応募があったり選考後に評価が行われたタイミングで日程調整を進めてくれるので、スムーズな採用活動になります。また、応募後すぐにスケジュールを組むことで求職者の転職熱意が冷めて選考を離脱されてしまうことも防ぐことができます。

採用難易度が高まり、スピーディーな対応が求められる現代において、自動の日程調整機能は侮れません。

データ分析

諸々のデータ分析ができることも採用ツールの特徴です。ただ求人広告の出稿やダイレクトリクルーティングを行うのではなく、閲覧数やメールの開封率など、データを分析を行えます。

有効求人倍率が高まり、採用が難しくなっている現代において、いかにデータを分析し適切な採用活動を行うかは重要なポイント。

採用ツールを有効活用し、自社の採用活動の特徴や、効果の振り返りを行うためにも、データ分析は欠かせません。分析したデータをもとに採用における課題を発見したり、それを改善していくことで採用活動の質を底上げしていくことができます。

データ管理・レポート化

前述した通り、採用ツールは応募者やデータの分析ができ、さらにそのデータを管理しレポート化することもできます。分析したデータを管理し、レポート化することで自社の採用課題を可視化できることも大きなメリットです。

次回以降の採用活動の戦略立案や、より効果的な採用を行うためにもデータ管理は欠かせません。レポート化することで情報を社内で共有できることもポイントです。レポート化した情報を全社で共有することで、人事のみならず会社全体が現状を把握しやすく、採用成功のために動きやすくなります。

内定者フォロー

応募者管理の一環として、内定後のフォローも採用ツール上で完結します

システムを通じてメッセージを送ったり、職場訪問や先輩社員とのランチ会の実施も可能です。また、内定者がどのような情報を必要としているかヒアリングできるため、応募者のニーズに合った対応ができるようになります。

内定辞退や競合他社に競り負けてなかなか良い人材を獲得できないという課題がある企業は、採用ツールを駆使して内定後フォローを行うとよいでしょう。

採用ツールの選び方

採用ツールと一言でいっても、現在さまざまな機能を持つツールやサービスがあります。そこで、どのようにして自社に合う採用ツールを導入すべきか、選び方をいくつかご紹介していきます。

採用課題に合わせて選択する

まず最初の方法は、採用課題に合わせて採用ツールを選ぶ方法です。

  • 母集団形成ができていないのか
  • 応募者の管理が一元化できていないのか
  • 内定辞退が多いのか

など、まずは現状の採用課題を把握しましょう。

採用ツールと一言でいっても、どの分野に強みをもったツールを導入するかをしっかり考える必要があります。どのツールがどんな強みを持っているのか、どんな課題が解決ができるのかを事前に把握しながら選びましょう。

運用・管理のしやすさで選択する

人事や採用担当者があまりWebシステムや採用ツールに慣れていない場合、運用や管理が簡単な採用ツールを選択することがおすすめです。ツールによっては複雑なカスタマイズができ、自社に合わせて使い分けられるものもありますが、Webに疎い方にとっては使いづらさを感じるかもしれません

無理に使いづらい採用ツールを導入すると、慣れるまで時間がかかったり、使いこなせる人が限られてしまうなど、かえってデメリットが生じるケースもあります。

ターゲットに合わせたツールを選択する

第二新卒層の採用なのかマネジメント層の採用なのかなど、ターゲットに応じて採用ツールを選択することも重要です。

例えば第二新卒層や若手が採用ターゲットの場合、求職者は未経験から挑戦できる企業を探し、複数の企業を同時に受けている事が考えられます。競合他社より先に採用をするうえでも、よりスムーズに選考フローを進めていく必要があります。

逆に即戦力やマネージャーの採用であれば、月給や待遇の確認で密に連絡を取るケースも増えてくるでしょう。その場合、スムーズにメッセージのやり取りをできる採用ツールがおすすめです。

このように、ターゲットに合わせて採用ツールを決めることも重要な採用戦略を立案する際に重要な要素となります。

LINEとの連携可否を確認する

近年多く提供されているされているSaaS系の採用ツールは、LINEと連携しているものも多いです。LINEと連絡することができると、求職者とLINEでやり取りができるため、よりスムーズにやりとりができます。

特に新卒採用などでは選考途中での離脱を防ぐためにも、LINEと連携できる採用ツールがおすすめです。

AI搭載の採用ツールでできること

最近ではAI機能搭載の採用ツールもたくさんあります。

この章では実際にAIツールを使用することで、どのようなことができるか紹介していきます。

候補者とのマッチング

AIが搭載されている採用ツールでは、事前に採用要件やターゲット像を登録しておくことで、採用要件にマッチする人材の提案を行ってくれます。

母集団形成をする際に、どんな人材が当てはまるのか選定に時間がかかっている企業にとっては、このようなマッチング機能は業務効率を高めるためにもおすすめです。人事部の人数が少なく、できるだけ業務を機械化したい企業の方は、AIマッチング機能が搭載された採用ツールの導入も検討してみてください。

書類選考

応募者が増えるほどに煩雑になりがちな書類選考を自動化できることもAI採用ツールのメリットです。候補者とのマッチング同様、事前に書類選考通過のラインを決めておくことで、大枠の書類選考をAIが行ってくれます。

このように単純な作業をAIにどんどん任せていくことで、面接に対応する時間を増やしたり採用戦略の立案など、人間の手が必要な業務の時間をより多く確保できます。AIに任せる部分と人の手が必須な業務を切り分けることで、人事のリソースを確保できるようになります。

選考中のコミュニケーション

応募があった際も、AIが搭載されているツールではすぐに返信ができます。

土日祝休みの企業や、深夜の応募に対しても自動返信で日程調整を行ってくれるため、応募に対しての反応が遅いことによる辞退や離脱を防げることもポイントです。

データ分析・効果測定

求人の閲覧数や選考推移率、途中離脱の数など、データ分析と原因追及を行えることもAIが搭載されている採用ツールのポイントです。人事が全てに目を通して手作業でデータを集めなくても、自動でデータを収集、分析してくれることはAIツールならではのメリットとなるでしょう。

LINEと連携できる採用ツール

多くの採用ツールが市場に出ていますが、その中でもLINEと連動している採用ツールを3つ紹介していくので、これから導入を検討している人事や経営者の方は参考にしてください。

HR PRIME

サービス名HR PRIME
運営会社株式会社HR PRIME
料金月額2万5000円~

HR PRIMEではLINEを通じて日程調整、イベントや説明会の開催通知を行うなど、自動で応募者とのやり取りが可能です。

また頻出質問に対する自動返信機能も搭載されているため、応募者から多く寄せられる質問のデータを登録しておけば、自動で応募者に返信できます。

さらに流入経路ごとのQRを発行することで、応募者が求人広告から応募したのか、イベントから流入したのかなど、経路を把握しデータ収集をできることも大きなポイントです。

キャリタスContact

サービス名キャリタスContact
運営会社株式会社キャリタス
料金月額3万9800円~

キャリタスContactは新卒採用向けの求人広告、キャリタス就活を運営する株式会社キャリタスが運営する採用ツールです。

キャリタス就活のページから応募を行えば、LINEの友だち登録ができるため、応募者とフランクに連絡できることがメリットです。さらにキャリタス就活フォーラムなど、イベントを積極的に行っているため、就職フェアを通じて多くの母集団形成が狙えます。

LINEで説明会の告知を行ったり、会場で登録用のQRを発行するなどLINEと連携することで、より多くの応募者とのやり取りができるようになります。

Reworks cloud

サービス名Reworks cloud
運営会社株式会社リアライブ
料金月額5万円~

Reworks cloudはもともとLINE連携を前提として開発された採用ツールです。複数の求人媒体と連携が可能で、各媒体の情報や応募者を一元管理できます。

管理した応募者とLINEによるメッセージが可能で、さらにフォルダ分けもできます。応募者とのやり取りを一元管理しつつ、応募者の属性ごとにグループ分けできるので、複数の職種を採用している企業にもおすすめできる採用ツールです。

採用ツールの導入は採用成功の近道

AI搭載やLINE連携など、採用ツールは日々進化しており、企業が抱える課題に応じて選択すべきツールも変わってきます。システムを使いこなし、応募者と密にやり取りを行うことで採用成功率も高まるでしょう。

これから採用ツールの導入を検討している企業は、ぜひこの記事を参考に必要な機能を備えたツールを選択してみてください。

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この記事の監修者

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業部長を担い、これまでに150社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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