2024年は採用動画が流行る!料金相場や制作会社の選び方を解説!

企業の採用活動において、PR動画や社員イン広報です。タビュー動画など、動画の活用が一般化しています。特に、オフラインの採用活動が制限されている状況や、動画を通じた情報収集に慣れた就活生からの興味を引くために、採用動画は効果的な手法となっています。

ただし、企業内での採用動画の制作は、リソースの制約などから難しい場合もあります。そのため、多くの企業が頼りにしているのが、採用動画の制作会社です。

この記事では、採用動画のさまざまな種類やそれぞれの制作料金相場、制作会社を選ぶ際のポイントについて紹介します。また、実際に採用動画を導入している企業の事例も交えて、参考にしてください。

目次

採用動画とは?

採用動画は、企業説明動画、社員インタビュー動画、社内見学動画など、採用活動に活用されるあらゆる動画を指します。文章だけでは伝えきれない企業の魅力やリアルな雰囲気を視覚的に表現でき、ブランディングにも効果的です。

採用動画の制作には一定のコストや時間がかかりますが、一度作成すれば採用サイトやSNS、企業説明会など、様々な場面で繰り返し利用することができます。また、拡散機能の高いプラットフォームに掲載することで、広範な人材にアプローチでき、企業の知名度向上や応募数の増加が期待できます。

今後の採用において重要なのは、候補者からのアクションを待つのではなく、自社から魅力を発信し、アピールすることです。その中でも採用動画は、視覚的に魅力を伝えやすく、

【種類別】採用動画制作の料金相場

採用動画といっても、撮影内容によって料金や期間が異なります。

動画の種類相場動画の長さ撮影時間制作時間
インタビュー10~30万円2~3分半日2週間〜1ヶ月
インタビュー
+社内風景
30~60万円3~5分1~3日1ヶ月~1ヶ月半
密着取材50~200万円オーダーメイド3~1週間1.5ヶ月~2ヶ月半
短編PR30~50万円2~3分1週間以上3ヶ月以上

また、制作会社によっては料金を公式サイトで提示している場合もありますが、これはあくまでも目安の費用になるので、一般的にはオーダーメイド型が多いです。

最終的な料金については、検討中の制作会社に直接お問い合わせしてみることが確実です。

インタビュー動画

社長やメンバーがインタビュー形式で自社について語る動画です。

社長がどんな想いを込めて会社を設立したのか、またどんなメンバーが働いているのかを知ることができます。人間関係を重視して会社を選ぶ候補者も多いため、インタビュー動画は候補者の興味をひくコンテンツの一つとも言えるでしょう。

インタビューだけの撮影の場合、一本あたり10~30万円が一般的な料金相場です。

企業案内の動画

企業案内動画は、採用動画の中でも最も撮影されているコンテンツであり、働く環境や仕事の様子を見ることができます。会社によっては、自社の売り上げや成長率を訴求することもあり、その場合はプレゼンの資料を挿入して強みを発信しています。

企業ごとに強みや魅力の部分が異なるので、企業案内動画はオリジナリティが溢れるでしょう。

撮影に時間がかかることや、機材調達、動画編集などに工数が割かれるため、インタビュー動画よりも高額になりやすいです。相場としては、30~50万円前後が一般的です。

密着動画

社員の日頃の業務をドキュメンタリーのように編集する動画です。

長さや撮影期間によって料金が前後しますが、50~200万円と、一本あたりの制作にかかる人件費や時間が異なるため、かなりピンキリです。また、完成にも時間を要するため、余裕を持ってスケジュール確保をすることが重要です。

密着動画は制作料金が高くなる傾向にありますが、社員が感じている仕事へのやりがいやモチベーション、具体的な業務内容などを、視覚的に伝えることができます。TikTokやYouTubeなどの動画コンテンツを日頃から視聴しているZ世代には、効果的なコンテンツです。

短編PR動画

2~3分程度の長さで作られる短編PR動画では、インタビューや企業の歩みなどをCMのように伝えることができます。近年はテレビ会社でなくても、本物のCMのように撮影したり編集できる時代なので、PR動画を制作する企業が増えています。

短編PR動画は「自社がどんな会社か?」を知ってもらえます。自社HPや公式YouTube、合同企業説明会での上映などに向いている種類です。

制作のポイントは3分以内に収めるということです。自社の魅力を3分で伝えることが難しいですが、あまりにも長すぎると最後まで見てもらえず、結局どんな会社か伝えることができません。

候補者の記憶に残りやすい動画にするためにも、3分間で自社の魅力や強みを伝えましょう。

採用動画の事例4選

採用動画は新卒採用を目的に作られることが多いです。YouTubeに掲載することで、多くの人に見てもらうことができ、またSNSなどに共有することができるので、拡散にも繋がります。

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントは、Web広告事業からスタートさせましたが、現在はテレビ番組、スマホアプリなど多方面で事業を展開しています。サーバーエージェントの規模が伝わる迫力のある動画です。

清水建設株式会社

清水建設株式会社の動画を見ると「人」がどれほど魅力的か伝わります。自社の魅力を強く伝えているため、人間関係を最も大事にしている学生には非常に刺さる内容です。

トヨタ自動車九州株式会社

トヨタ自動車九州株式会社は、日本だけでなく世界中でも人気なレクサスの生産場所です。動画内では、実際にどんな業務が行われているのかオフィスや工場で働く様子を見ることができます。

レバレジーズ株式会社

レバレジーズ株式会社は若いうちから役職について活躍できるボトムアップ制度をアピールしています。動画内でも若手で活躍している社員が出演しており、20代から裁量権大きく働くことができるのを伝えています。

動画制作会社の選び方

動画制作会社を選ぶ際に重要なポイントを解説します。

動画制作会社を選ぶポイント

・過去の制作実績
・業務対応範囲
・+αの柔軟な対応

「動画制作会社」を掲げる企業は多いですが、制作実績やクオリティは玉石混合です。また、動画を制作したものの運用に支障が生じては、成果物のポテンシャルは正しく発揮されません。

過去の制作実績

動画制作会社に限らず、新しくサービスを導入する際に、これまでの実績は大きな判断基準となります。動画制作で言うと、制作累計本数や、支援したことのある企業などが判断材料になるでしょう。

しかし、会社を設立してまだ浅い場合は、実績が少ない場合があります。その際は、実績ではなくテスト動画など、過去に作成したことのあるものからクオリティを判断しましょう。

また、動画のテイストやニュアンスには制作会社それぞれの個性が反映されるため、自社が表現したいテイストの動画を作成できるかどうかも確認しましょう。

業務対応範囲

企業の依頼内容が対応しているかどうか確認しましょう。

制作会社によっては、短編動画しか依頼を受けていないケースもあり、その場合は密着動画の撮影が難しくなります。相談しながらどのような動画を制作していくか決めるケースもありますが、ほとんどの場合は、あらかじめ撮りたい動画が決まっていることが多いでしょう。

依頼内容を明確にし、それが対応できるかどうか事前に調べておくと、無駄な工数を省くことができます。

+αの柔軟な対応

企業の追加の要望や変更にに対して柔軟に対応できるかどうかは、非常に重要になります。

基本的には計画通り撮影から編集まで進むことが多いですが、「撮影メンバーをもう一人アサインさせたい」や「撮影期間を2週間ほど短くしたい」など、イレギュラーなケースが出てくることもあります。

長期間の撮影が必要な動画に多いですが、このような要望に対して柔軟に対応してくれるかどうかは、会社選びのポイントになるでしょう。

採用動画制作会社 おすすめ6選

以下では、具体的な採用動画制作会社をご紹介します。

1. 株式会社タイムシェア

タイムシェア株式会社は、約50万円からの価格で採用動画や採用サイトの制作から、採用イベントの企画や設計まで、広範な範囲で採用プロモーションを支援する制作会社です。

動画制作においては、完全なフルオーダー体制を取り入れています。採用課題の解決や企画コンセプトに応じて、選考辞退の削減などの目標に向けた制作チームを編成し、求める人材の採用に効果的なコンテンツを提供します。

公式HP:https://www.timeshare-inc.com/service/movie/

2. 株式会社シードアシスト

株式会社シードアシストは、16.9万円からと、非常にお手頃な価格から依頼が可能です。や商品の紹介、インタビューを基に、リクルート動画を制作しています。

ビジネスクラスには、348,000円でナレーションなどのオプションが含まれています。さらに、インタビュー動画とサイト制作がセットになったプランもあります。

採用動画以外にも、企業や学校向けの動画制作にも対応しており、幅広い動画制作の実績があります。

公式サイト:https://www.seedassist.co.jp/

3. 株式会社ビットセンス

ビットセンス株式会社は、企業の採用活動を包括的にサポートする制作会社で、採用動画や採用サイト、パンフレットなどのクリエイティブ制作を手がけています。採用動画制作では年間100本以上、累計では800社以上に関与し、豊富な実績を有しています。

また、マーケティングの視点を大切にし、ペルソナに刺さりそうな動画制作をしています。

公式サイト:https://www.bitsense.co.jp/service/planning/movie/

4. 株式会社ヒューマンセントリックス

ヒューマンセントリックス株式会社は、施設の紹介動画やブランディング動画などを専門に手がけ、2000社以上の豊富な動画制作実績を築いています。

公式サイトには多岐にわたる制作実績が掲載されており、価格帯や動画の長さ、企業の業種など、さまざまな切り口からの絞り込みが可能です。また、作りたい動画の種類やイメージに近しい制作実績があるかを確認することも容易です。

公式サイト:https://www.humancentrix.com/

5. 株式会社海空

株式会社海空(うみぞら)は、30万円から採用動画を依頼することができます。

完成までの期間も打ち合わせから2週間弱と、非常にスピーディーに対応してくれます。オプションも豊富に用意されており、CG、タイムラプス撮影、ドローン撮影、アニメーション作成、ドラマ撮影、コメント字幕作成などの対応範囲が広いです。

公式サイト:https://umizora.jp/

6. 株式会社ラビットクリエイティブ

ラビットクリエイティブ株式会社は、。戦略の策定から制作、配信、効果検証まで包括的なサポートを提供し、またYouTube、Instagram、Twitter、TikTokなどのSNSにも強いです。

特に、採用動画においては、「インタビュー動画」を専門とし、企業の本質的な魅力を伝えることでミスマッチを未然に防ぎます。採用における課題の発見と解決に向けて、丁寧なヒアリングを行い、「何が問題なのかわからない」「どこに課題があるのか」などの悩みを抱える企業も安心して依頼できます。

制作費用については、具体的な内容により異なるため、お問い合わせが必要です。

公式サイト:https://rabbitc.co.jp/

まとめ

採用動画の需要が高まり、企業がインタビュー動画、短編のPR動画、密着動画など様々な形式で制作を検討・実施する傾向が見られます。

制作会社の選定においては、単に料金だけでなく、実績や運用サポートの提供有無、制作プロセス、その企業ならではの個性的なデザインなど、幅広い視点を持って検討することが重要です。

高いクオリティの動画を求めている企業は、プロに依頼して撮影してもらいましょう。動画は何年経っても資産として残るため、非常におすすめの採用広報です。

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この記事の監修者

井上愛海のアバター 井上愛海 株式会社ミギナナメウエ 執行役員

2022年9月東京大学大学院在籍中に株式会社ミギナナメウエの執行役員に就任。
即戦力RPO事業の事業部長を担い、これまでに150社以上の採用支援に携わる。
【以下実績】
・シリーズBのスタートアップ企業の20名のエンジニア組織を40名まで拡大
・CTO、PM、メンバークラスを採用しゼロからのエンジニア組織を立ち上げに成功

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