「一人ひとりが、自分らしい豊かな生活を描ける世界に」というビジョンのもと、健康管理アプリ「FiNC」を軸に、EC・広告・健康ソリューション事業等を展開する株式会社FiNC Technologies様
主要事業の健康管理アプリ「FiNC」はシリーズ累計1,200万ダウンロードされるなど、予防・ヘルスケア分野において急成長を続けています。
即戦力RPOは、そんな同社の採用活動に2024年12月から伴走し、
- QAエンジニア: 1名
- セールス: 2名
- セールスオペレーション: 1名
- 開発ディレクター: 3名
- Flutterエンジニア: 1名
- カスタマーサクセス: 1名
- その他: 1名
約半年で上記7ポジションの採用をサポートしました。今回は、同社の執行役員CWO ビジネス本部 本部長 兼 経営企画室 室長である河合様に、即戦力RPOを導入した背景や当時抱えていた課題、支援による成果などを伺いました。
エージェントに依存した採用活動の中、効率と質に課題を抱えていた
ーまずは当時の採用活動の状況や方法について教えていただけますか?
以前は採用活動のほとんどをエージェント経由で行っていました。
WantedlyやYOUTRUSTも試した時期はあったのですが、スカウト送付などの実務を現場に任せるのが難しく、体制的に活用しきれていなかったんです。
新卒採用の専門担当者がいた時期もありますが、エンジニア用語に不慣れだったため、結局エージェント一本で進める形になりました。
また、エージェント活用においても大きく2点課題がありました。
まず、複数のエージェントを利用すると、各社との対応に工数がかかり、管理が複雑化します。また、最近増えているAIマッチングは弊社が求めている人材とドンピシャで合うということが少なく、担当者の質にばらつきがある点も気になっていました。
ーエージェントコントロール、非常に難しいですよね。
実際に活用されていた期間はどのくらいでしたか?
約2年間です。
ただ、当時は「不足しているポジションを埋められれば良い」という認識で、採用に多くのリソースを割く状況ではありませんでした。そのため、本当に求める人材以外は、積極的に採用しないというスタンスでした。
費用対効果を追い求め、「餅は餅屋」の発想でRPOに依頼することに
ーRPOを導入されることを決めたきっかけを教えていただけますか?
きっかけとしては、費用対効果の高い方法で採用を強化しなければならないと感じたからです。
当時、来期の予算編成を担当していたのですが、社内で「採用にどこまで投資すべきか」という議論がありました。
会社としては維持できていたものの、退職者が少しずつ出てきており、「ここで採用を強化しなければ、数年後に事業が厳しくなる」という強い危機感があったんです。
ビジネスの成長だけでなく、「人」への投資こそが重要だという結論に至ったので、上層部に「最も費用対効果の高い方法で採用を進るから、任せてほしい」と伝え採用戦略について本格的に考え始めました。
当時は育休から復帰予定の社員もいたこともあり、業務委託で過去の採用担当者などに声をかけてみたのですが、なかなかうまくいかない状況でした。
そんな中、「そういえばRPOという選択肢もあるな」と思い出しました。
以前参加したセミナー会場で、井上さん(弊社執行役員)と名刺交換した時の第一印象が非常に良かったんです。
わずか30秒ほどの立ち話でしたが、こちらの質問に対する反応が速く、テンポ良く話を進めてくれたことが記憶に残っており、改めて井上さんの名刺を探し出してお話を聞くことになりました。
優秀な採用担当者を雇うのと比較して、非常に安価だと感じた
ーそうだったんですね…!では、お打ち合わせを経て、最終的に即戦力RPOを導入された理由を教えていただけますでしょうか。
話がとにかく早く、全体を通して納得感があったことが大きな理由かと思います。
井上さんは頭の回転が速いので、私が疑問を投げかけると、すぐに本質を理解してどんどん話を進めてくれました。杓子定規なプランの説明ではなく、「よしなに対応できます」という柔軟な姿勢も印象的でした。
費用対効果の考え方もその場でパッとフラットに比較して提示してくれたので、1度目の商談から非常に納得度が高かったです。
最も多いのは「標準的な月額30万円のプラン」と伺いましたが、当社の場合は「最初の集中的なパワーが必要な時期には、月額50万円」という形で予算を上乗せしました。
合計で300万円を上限とし、「あとは結果さえ出してくれれば、貴社の裁量で進めてほしい」という、非常に変則的な発注の仕方をしました。
300万円を投じた背景としては、単純に月額50万円の優秀な採用担当者を半年間雇用するよりも安価だと考えたからです。
正社員を雇うと、通常年間600万から800万円の人件費がかかりますからね。それに加えてPCや交通費、マネジメントコストも発生します。これらを抜きにして、この金額で優秀な採用担当者を雇えると考えれば、非常に安価だと判断し、即座に導入を決定しました。
徹底した戦略設計で、効率的な母集団形成とスカウト運用を実現
ー具体的に行なっていった施策や、弊社へのオーダー内容を教えていただけますか?
貴社にお任せしていた部分が多く、細かい施策まで全てを確認していたわけではありませんが、当初から「最初の集中的なパワーが必要な時期に一気に動いてもらい、その後は柔軟に対応してほしい」という要望を伝えていました。
オーダーとしては、とにかく実務にすぐに着手してもらいかったので一般的なコンサルティングで行われる「〇〇分析」といったプロセスは全て飛ばしていただきました。
短期間で目標を達成し、最終的には想定を大きく上回る10名を採用
ー導入後の具体的な成果について教えていただけますでしょうか?
即戦力RPOを導入してから後、エンジニア職を中心に、セールスやカスタマーサクセスなど想定を大きく上回る10名の採用ができました。
- QAエンジニア: 1名
- セールス: 2名
- セールスオペレーション: 1名
- 開発ディレクター: 3名
- Flutterエンジニア: 1名
- カスタマーサクセス: 1名
- その他: 1名
ー素晴らしい成果ですね!定性的な面では、どのような変化を感じられましたか?
採用担当者がいなかった当社にとって、まさに「餅は餅屋」だと感じました。
貴社は各施策において効果的なノウハウやアプローチの知見がありましたが、特に媒体内での掲載順位が跳ね上がり、短期間で質の高い母集団を形成できたのは大きな変化だと思います。
丸投げしているのに、常に「透明性」があった
ー運用していく中で、特に弊社を高く評価いただける点はありますか?
貴社の評価点はたくさんあります。
まず、「なぜそうするのか」という理由が全て適切で、説明に納得感があったことですね。
会社によっては「付き合いがあるからこの媒体を使う」「これが得意だからこの手法を使う」といった、ベンダー側のバイアスがかかることがありますが、貴社からはそれが全く感じられず、いかなる時も当社の状況に一番最適な方法をロジカルに説明してくれたのです。
また、貴社は常に「なぜこの手法なのか」「それに対してこれくらいの費用がかかっている」「AパターンとBパターンがある中で、今回Aを選んだ理由」「なぜ追加でこの記事を作るのか」など、全ての意思決定プロセスを共有し、認識合わせをした上で進めてくれました。
正直、我々はかなり忙しいので採用業務を「丸投げ」する目的で委託しています。
しかし、重要なポイントや施策の背景を毎度すり合わせていただいたおかげで、丸投げした感覚がない一方で実質的な工数は全くかからないといいう透明性と柔軟性も非常に高く評価しています。
採用を強化したいがリソース不足である企業には非常にフィットする
ー河合さんから見て、弊社のサービスはどのような企業におすすめしていただけますか?
最もおすすめできるのは、まさに当社のように、「採用を本格的に始めたいが、採用担当者がいない、またはリソースが足りない企業」ですね。
採用活動は属人化しやすい傾向があるため、採用担当者のスキルに依存せず、会社として採用に取り組む体制を構築したい企業には非常に良いと思います。
ーありがとうございました!
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